2016年は野球とソフトボールがオリンピック復帰が決議された年となりました。

世界の野球・ソフトボールの仲間そして関係者のみなさまへ

 わたしたちの活動にとって忘れることのできない一年がもう終わろうとしています。今年は甚大な経済的資源を消費しましたが、なによりも常に細心の注意を払い、時間と労力を費やし、インタビュー、会談、世界中への訪問などに大きく時間を割いた1年でした。しかしこれはまさに野球とソフトボールのオリンピック復帰という最優先目的のためでした。こうした一連の大きなキャンペーン活動を行いさまざまな機会を得ることができたのはひとえに国際オリンピック委員会と、オリンピックアジェンダ2020のビジョンはオリンピックに革新と新しいメカニズムと一面を生み出したオリンピックアジェンダ2020を推進した同委員会のトーマス・バッハ会長のおかげにほかなりません。

 わたしたちが行ったこうした野球・ソフトボールのキャンペーンには、プロリーグを含め多くの人々が一丸となって協力し取り組んでくださいました。みなさまの尽力と貴重な貢献のおかげであり、心より感謝を申し上げます。ともに、そしてたゆまぬ努力を続けたことで、われわれはついに野球とソフトボール競技の価値に値する威厳を取り戻すことができました。

 野球とソフトボールが再び「オリンピック競技である」と言えることで、われわれは野球・ソフトボールの知られていない国を新規開拓し、野球・ソフトボールを主要なグローバルスポーツにするために拡大・成長・発展できるでしょう。ほかにも多くの重要なスポーツや・文化的催しが存在していますが、オリンピックほど推進力の強いイベントは他にありません。

 さらに明確にいうならば、オリンピック復帰により各国の国内連盟はオリンピック・ソリダリティー基金から支援をうけることができ、各国の国内オリンピック委員会をとおしてさまざまな発展プロジェクトを実現し、優秀な野球・ソフトボール選手たちを訓練させることができるのです。

 まだ成すべきことはたくさん残っています。野球・ソフトボールはまだ成長可能であり、成長しなければなりません。長期間にわたってオリンピックの舞台で輝き続けるためには乗り越えるべき挑戦や到達すべき大きな目標がまだ多くあるのです。

 われわれはいまはまだ進化の途中にあるわけですが、2013年以降大きくステップを踏んでまいりました。二つの国際連盟とそのすべての種目(男子野球、男子ソフトボール、女子野球、女子ソフトボール他)が統合しましたが、体制そのものも早く実現させなければなりません。体制の実現こそが、われわれの視野を反映した主要プロジェクトに対応し、野球・ソフトボールのために新しい機会を生み出し活用してくれる増えゆく多くのプロ団体を差配していくための唯一の方法です。こうした大きなタスクの実現には、集団としての最終目標を胸に、みんなが一丸となってビジョンを共有する必要があるでしょう。

 わたしたちはこれから4年間、より多くの国々で野球・ソフトボール人口を増やして人気を高め、まだ野球・ソフトボールが十分に知られていない国などで発展・拡大のために力を尽くしていかなくてはなりません。

 来年10月にはボツワナの世界野球ソフトボール総会がありますが、その主な議題の一つはWBSCの連盟規約、定款、規定などの修正です。そしてボツワナでともにこうした問題点や将来についてともに議論をする必要があります。

 WBSC執行委員会に代わり、また私個人として、2016年を野球・ソフトボールにとって歴史的な年にしようと貴重なサポートをしてくださったみなさまに心より感謝いたします。みなさまとみなさまのご家族や愛する人たちが楽しい冬休みを過ごし健康と成功に満ちた新しい年をお迎えできることを心よりお祈りいたします。

会長

リッカルド・フラッカーリ