アメリカは、決勝戦で日本に対して 4-3の劇的な逆転勝利を収め、U-19女子ソフトボール世界王者となった。 7回まで0-0で同点のままゲームは延長戦に入った。 表の回が終わって3-0と日本がリード。しかしピンチヒッターのFrancesca Hammoudeが特大のホームランを放ち同点とした。ツーアウトからCharla Echolsがスタンディングトリプルで続き、Jasmine Freedの打った緩いゴロの間にホームインした。

試合は、ほとんどトーナメントのトップピッチャー同士の厳しい投手戦で、瞬く間に7イニングが過ぎた。 日本の左腕後藤希友は緩急をつけた投球戦術に頼り、アメリカの右腕Megan Faraimoはこの日のほとんどを圧倒するような投球で攻めた。 両者ともボールコントロールが印象的で、Faraimoは70%以上のストライク率を誇った。

7回に入るまでFaraimoが許したヒットはたったの1本だった。 8回表、タイブレークルールに従って白石を二塁置くが、日本はバントを失敗しランナーを三塁に送れなかった。 しかし笠原朱里がFaraimoの2球目をレフトの深いところへ弾き返すツーベースヒットを放ち、日本がリードした。 高橋まひろがタイムリーシングルヒットで続き、福重さくらの鋭いゴロが二塁手の脇を転がり抜けた時はこれで試合が決まったかのように見えた。

Japan had a three-run lead after the top of the eighth

ここでFaraimoは降板しボールはMontana Foutsに交代。Jasmine Reese遊撃手の賢明な判断がアメリカに攻守交代をもたらした。 Reeseは瀬戸口梨乃の深いゴロを取ったが一塁へ投げることはできなかった。 しかし、彼女は中川唯が三塁を飛び出しているのを目にして、Rebecca Jonesに送球、アウトにした。

裏の回の先頭バッターJadelyn Allchin-Curranが内野中央へのポテンヒットで出る。 山本星二塁手が懸命にダイビングキャッチを試みるも捕ることができず、タイブレークランナーの Bailey Dowlingが三塁に達した。 Kelly Lynchがライトフライでワンアウトとなり、中川の強肩でランナーを一・三塁に釘付けした。

Francesca Hammoudeはそれまで今トーナメントでの打席数はわずか9だった。 カウント・ワンボールから後藤の完璧なチェンジアップを見送った。そして2球目のチェンジアップにタイミングを合わせレフトフェンスを超えるホームランを放った。

試合後、Francesca Hammoudeは「Godinがやって来て、自分の出番だとわかった。あの時はスラップよりも、大きな当たりが必要だった。できるだけ落ち着こうとした。私達は日本を偵察し、チェンジアップを打つために本当に一生懸命練習した。今は本当にいい気分だ。」と語った。
ツーアウトでCharla Echolsが打席に入る。塁上は空でだれも出ていない。ボール2つを見送り3球目を強打するとボールはセンターフェンスを直撃。中川が懸命に捕球を試みるもスタンディングトリプルとなった。

Jasmine Freedはカウント1-2から緩いゴロを打った。 今村あこ遊撃手が懸命にチャージするも捕球できず。 Echolsがホームを駆け抜け世界王者となる点が入った。

The USA after the winning run

アメリカの ヘザー・ター ヘッドコーチは選手たちを褒め称えた。「我々はタフで立ち直りが早い。トーナメントで無失点の投手から3点を奪うのが難しいことはわかっていたが、それでもできると思っていた。」
ピンチヒッターに選んだ選手が同点のホームランを打つと、監督の大きな功績となる。「我々は皆Hammoudeがちょうどいい時に大きな一発を打ってくれるだろうと思っていた。それが果たせたことをもちろん嬉しく思う。」

日本の 佐藤洋介 ヘッドコーチは通訳を介して話をした。
もし過去に戻ることができたら、Hammoudeに2つのチェンジアップを続けて投げさせるか。「過去に戻ることは不可能なので、それについては考えない。」
アメリカが同点に追いついた時、ブルペンに行くことを考えたか。「いいえ、全く。」
日本は本当に勝利目前だった。 アメリカを倒すためにもっと何ができるか。「このトーナメントは我々にとって非常に良い経験となったし、次回アメリカと当たるときにはこれを糧にさらに強くなっていると信じる。」