日本が3対1でメキシコに勝利し、試合後の会見で稲葉篤紀監督とメキシコのJuan Gabriel Castroが今日の試合について分析した。
両監督とも日本の先発今永昇太の投球を賞賛した。「まず今永投手が強力なメキシコ打線を1安打に抑える素晴らしいピッチングだった。中継ぎも安打ゼロということでそれぞれが本当に素晴らしい投球してくれた」と稲葉監督は振り返った。
またCastro監督も「今永は素晴らしかった。彼はいいピッチングをし、こちらの打線も彼を崩そうと戦ったが彼の投球は良すぎた。いい試合だったし、いい投手戦となった。日本の投手との対決が難しいものであるとはわかっていたが、今日は本当に良い経験になったと思う。またこの大会でもう一度日本と戦いたい」と褒め称えた。
この会見ではまた侍ジャパンの捕手會澤翼は「大会前の練習で話し合あったこと、メキシコの選手データも揃っていたことで、試合のプランを立てることができました。本塁打の後、ベンチに戻ってスタッフと相談しましたが、あれは仕方がなかったと言われました。それで心を切り替えることができました。今永とも続くイニングでどうすればいいか話しました。」と語った。
メキシコの唯一の安打は4回Jonathan Jonesの本塁打のみだった。Jonathan Jonesは「打てる球を待っていました。速球がいたら積極的に打とうとと思っていたので運よく打てました。今永は本当に今日はいい投球でした。チームにとってもとてもいい経験となりました。負けたことは辛いですが、試合は今後に続くためにも本当に素晴らしい経験でした。」と語った。
昨夜のアメリカ戦では7番バッターで4打数0安打だった坂本勇人は今日は2番、5打数3安打、1打点、1得点と活躍した。ラインナップのこの変更に関して稲葉監督は「坂本はジャイアンツで2番を務める男なのですが、プレミア12では一度しか2番を試したことがありませんでした。今日のラインナップではまず守備を決めて、それから打順を決めました。勇人を2番に決めていました。この試合まで沖縄での練習試合や打撃練習も見ていたので、国際大会に合わせて調整しました。これが良い成果を出したと思います」と振り返った。
最後にCastro監督は「この試合の重要性をわかっていました。勝って連勝記録も維持したかったのですが、日本チームは良い試合をし、投球は本当によかったです。この試合の決め手は最初の2イニングに点を入れられたことです。その後私たちは日本の打線を抑えることができました。しかし今日の日本の投球には脱帽です」と締めくくった。