02/11/2019 - 17/11/2019

#Premier12  

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II Premier12 2019 - Official Payoff
オーストラリアvs.アメリカ 試合後会見 Tim Atherton「すばらしい気分」
13/11/2019 1 記事を読む目安時間

オーストラリアvs.アメリカ 試合後会見 Tim Atherton「すばらしい気分」

この試合でオーストラリアはワールドカップ/オリンピックでアメリカに初勝利の快挙を果たした。

東京ドームで行われた今日の試合でオーストラリアがアメリカを下し、プレミア12スーパーラウンドで初白星を飾った。オーストラリア先発Tim Athertonの好投が勝利に導いた。オーストラリアがワールドカップ/オリンピックレベルの国際大会でアメリカに勝利するのはこれが初めての快挙。

「すばらしい気分です。勝てると信じて最後の6イニングに取り組んで行きました」と試合後の会見で Athertonは語った。

「投球、守備、打線と全て申し分ないパフォーマンスでした。守備の援護なしでは自信の持てる投球がでいません。打線も試合序盤に得点してくれました。」と加えた。

オーストラリアの David Nilsson監督も「本当に良い試合だったと思う。チームとして良い試合、良い投球だった。1回早々に入れた得点で才能溢れるアメリカチームにプレッシャーを与えられた。守備も三塁、野手が活躍し、投手陣もすばらしい投球だった」とチームを褒め称えた。

アメリカのScott Brosius監督は「オーストラリアとの試合は果敢なものになるだろうとわかっていた。今大会オーストラリアはどの試合も質の高いプレーをしていたので、今日も接戦になるだろうと予想していました。ただ勝利できるだけの得点を取れなかったのが残念です」とこの試合の結果には驚いていなかった。

Athertonはまた「捕手と共にいい仕事ができたと思います。二人でストライクゾーンの両サイドを狙う速球を投げることにしました。アメリカチームの打線にはなるべく三振を取らせたかったので、バットを振らせるときはオフスピードを投げるようにしました。四球も二つ出しましたが、守備の援護を信頼して積極的に速球で攻めました」と試合前に考えていたプランを説明した。

昨晩は日本のラインナップを蹴散らしたアメリカの先発Tanner Houckは今日も力投だったが負け投手に終わった。「Tannerは今日も投げる準備ができていたのでいい試合をしてくれるだろうとわかっていた。オープニングラウンドでも今日の試合でも序盤で制球に苦しみ、1回に2四球、二死大きなヒットやフィールドを破るごろなどを浴びた。しかし、その後Tannerの投球は安定し4イニングよく投げてくれました。」とBrosius監督は褒め称えた。

この勝利でオーストラリアはオリンピック出場への望みに繋いだ。「日本をのぞいて全てのチームがオリンピックへの夢を胸にしているでしょう。しかしプレミア12の大会中、考えることは次の試合のことだけです。コーチングスタッフとしっかり準備し次のチャイニーズタイペイ戦に向けて備えるだけです」とNilsson監督は意気込んだ。

昨日の勝利のあと十分な休息を取れなかったかという質問に、Brosiusは何も弁解はしなかった。「気合は十分で試合を始めたと思います。今朝の打撃練習でも守備練習でも全てシャープで準備はできていましたし、今夜の試合を楽しみにしていました。体力不足であるとか試合について何か見逃していたという訳ではなかったと思います。昨日の試合で気分は高揚していましたが、それも昨日の夜までのことで、今朝は次の試合に向けての気合は十分でした。」と振り返った。

アメリカの左野手Mark Paytonも「チームの選手の多くは昨晩の日本戦で今までで一番いいプレーができたと思いました。これぞ試合の醍醐味というものです。特にこうした国際大会では一つ一つの試合がとても貴重なものです。しかし、今日選手たちは次の試合に向けて準備ができていました」と監督の言葉を継いで同調した。