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Baseball Olympic Games 2020 - Official Payoff
田中将大 「オリンピック金メダル獲得で多くの子供達が野球に興味を持ってもらえれば」
03/01/2022 1 記事を読む目安時間

田中将大 「オリンピック金メダル獲得で多くの子供達が野球に興味を持ってもらえれば」

東京2020オリンピックの成功は日本で初じめて野球で金メダルを獲得した。日本は野球で1996年アトランタでは銀メダル、1992年バルセロナと2004年アテネで銅メダルを獲得し、東京2020オリンピックではついに初の金メダルに輝いた。

日本オリンピック委員会(JOC)は金メダリストの田中将大選手に東京2020オリンピックでの日本の無敗全勝での金メダル獲得について語ったインタビューを掲載した。

「マー君」の愛称で親しまれる田中はオリンピックではオープニングラウンドのアメリカ戦の1試合に先発出場した。この試合で日本は7対6で勝利したが、33歳の田中は自身のパフォーマンスには満足していないとJOCに語っている。

「自分自身がマウンドの上で結果を残せなかったことに対して悔しい思いはありますし、それに対してのフラストレーションはすごくあるので、手放しで喜べない面は正直なところあります。」と元NPB・MLBオールスターの田中は振り返った。「決勝はブルペンで待機していましたし、決勝以外はダグアウトで全部見ていました」

しかし、田中は日本代表の1人として自国でオリンピック金メダルを勝ち取ったことを喜んでいる。「このチームの一員として戦ってきて金メダルをとることができたのは、もうそれは心の底からすごくうれしいことで、うそ偽りのない気持ちです。チームの一体感をものすごく感じました。一番年上の僕が言うのも変なんですけど、年齢がどうこうではなく、若い選手も年上の選手も垣根がなかったという印象でした」と語った。

「接戦をものにできたのは自分たちがしっかりとやるべきことをやって、自分たちの野球に徹して、ミスをしなかったことがゲームを勝ち切ることができた要因の一つかなと思っています」

日本は野球で1996年アトランタでは銀メダル、1992年バルセロナと2004年アテネで銅メダルを獲得し、東京2020オリンピックではついに初の金メダルに輝いた。これでキューバ(1992年、1996年、2004年)、アメリカ(2000年)、韓国(2008年)に続き、日本が金メダル獲得4カ国目になった。

最後に田中はプロ野球選手を目指してプレーしている子どもたちや保護者に向けて「野球に限っていえば、リスクを下げるためなのでしょうが、好き勝手にボールやバットを使っていいという公園が減っていることはすごく残念に思っています。オリンピックがテレビで放送されていたり、連日ニュースで取り上げられたので、スポーツをたくさん目にすることがあったと思います。子どもがもし興味を持ったら、親御さんたちにはぜひその可能性を閉ざさずにプレーさせてあげてほしいと思います」とメッセージを送った。

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