世界野球ソフトボール連盟(WBSC)アスリート委員会(共同理事はオーストリア人元MLB/NPB選手ジャスティン・ヒューバーとベネズエラ人ソフトボール五輪メダリスト、マリア・ソート)は、先日ローマで会合を開き、同委員会の役割や目的、義務などを拡大していく方針を明らかにした。

WBSCアスリート委員会の目的は野球やソフトボール選手たちの声を世界統括団体WBSCに届けることである。プロスポーツとして、選手たちは従来その国内の組合やエージェントを代表している。

またWBSCアスリート委員会は4月にスイスのローザンヌで行われる国際オリンピック委員会(IOC)国際アスリートフォーラムにも出席することが明らかになった。この世界最大級のフォーラムには世界中のアスリート代表があつまる。

今回決定した新たな方針により、今後野球・ソフトボールワールドカップ、そのほかのWBSC公認大会や会議、イベントにはアスリート委員が出席し、アスリートの今後についてアドバイスしたり意見交換を行ったりする。こうして現場の選手たちの声に頻繁に耳を傾けることで、執行役員会やそのほかのWBSCの委員会や話し合いの決定に、選手たちの意見がより反映されることになる。

長期目的としてはアスリートたちの現役引退後のキャリアの道を提供することを掲げた。

今後WBSC大会における委員会メンバーの主な役割は出場する選手たちにとっての導き手となることだ。そのためには委員会メンバーが訓練を受けて保護役員(Safeguarding Officer)となることを目標とする。

さらに、大陸連盟の役員会にもアスリート代表を加えることを勧告すること、野球・ソフトボール選手に関係する教育プログラムやそのほか関連資料を監督することを決定したほか、委員会内部間の業務連絡やアスリートネットワークの改善のため、さまざまな連絡ツール(ソフト)や外国語対応などついて検討している。

WBSCアスリート委員会は、アスリートはオリンピックムーブメントの中心的存在であるという理念のもと作られたIOCアスリート委員会をモデルにしている。

共同理事のジャスティン・フィーバーは「ローマでの会合は実り多いものでした。すばらしい連携と執行役員会からの支援など、選手たちの声を組織の意思決定に反映させようとするなど組織は積極的に対応しています。これからはじまるさまざまな重要な取り組みを楽しみにしています。」

今回の会合にはローマのWBSCアスリート委員会にはErika Polidori(カナダ、女子ソフトボール代表)、Pauline Prade(フランス、女子ソフトボール選手)も出席。Ashley Stephenson(女子野球アスリート代表)は病欠した。WBSCのベンチュー・ロウ事務総長とマイケル・シュミット専務理事も出席した。

Erika Polidori, Maria Soto WBSC Athletes Commission

From left: Erika Polidori and Maria Soto

WBSCアスリート委員会は近々電話会議を予定している。

WBSC執行役員会も行われた。

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