02/08/2018 - 12/08/2018

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XVI Women's Softball World Championship 2018 - Official Payoff

オリンピック種目継続を目指す日本ソフトボールのスター選手たち

オリンピック種目継続を目指す日本ソフトボールのスター選手たち
09/08/2018

現在千葉にて開催中の第16回世界女子ソフトボール世界選手権にWBSCが日本ソフトボールの大スター上野由岐子と山 […]

現在千葉にて開催中の第16回世界女子ソフトボール世界選手権にWBSCが日本ソフトボールの大スター上野由岐子と山田恵里の両選手に独占インタビューした。オリンピックの夢などについて語ってもらった。

上野由岐子は2008年北京オリンピックはチームの顔として金メダルを獲得した。

上野はWBSC世界女子ソフトボール選手権大会のちょうど一週間前に36歳の誕生日を迎えたばかりだが、今でも世界トップのソフトボール投手の一人だ。そして次のオリンピック出場も視野に入れている。

「ソフトボールはコンパクトで球場もそれほど大きくなく、観客との一体感をえやすいので、そこが魅力的だと思います。試合中でも選手がファインプレーなどをすると球場全体がわっと盛り上がったり、観客が選手と一緒に試合の楽しさを味わえるのです。オリンピックでソフトボールが加わればもっと盛り上がると思います。」

上野由岐子 1982年7月22日生まれ 出身福岡

選手もオリンピック経験を持つベテラン選手だ。現在34歳、打者として絶好調だ。

「ソフトボールは団体競技でありお互いを助け合う競技なので、そういう姿は見ている人たちにも伝わると思います。ソフトボールを通じて助け合いや思いやりというものを伝えることは大切なのではないでしょうか。」

多くのファンが代表チームを応援していますね。「日本でやるとたくさんの方が応援してくださるのでとても心強いと同時に大きなプレッシャーも感じますが、プレッシャーも良い方向に転換するようにしています。」と山田は語る。「外国で試合するときは自分たちを応援してくれる人たちは少ないけれど、観客は自分たちを応援してくれるんだと思い込んで試合します。」と加えた。日本はこの世界女子ソフトボール選手権大会で5試合を終え、47得点2失点という驚異の成績を出している。最初の4試合を完封し、5試合目にベネズエラに2点を許した。

山田恵里 1984年3月8日生まれ 平塚出身

上野と山田は互いに完璧な信頼関係で結ばれている。どんな時でも山田恵里なら大ヒットを打ってくれるという期待に応えてくれる投手にとって頼もしい存在だ。「恵里さんが本塁打を打ってくれるとピッチャーだけでなく、選手みんなに勢いがつきます。」と上野はコメントした。また同時に上野が投球する時は1点さえとれば試合が決まるかもしれないということも打撃陣は心得ているが、「私たちが多くの得点をとらなくても、由岐子さんなら試合に勝ってくれるということは知っているけれど、私は打席に立つからには点を取りに行きます。」と語った。

2020年のオリンピックが東京で行われます。

「日本に大きな期待が集まっているので、東京オリンピックでは金メダルを取らなければならないという気持ちがとても強いです。」と上野由岐子は語った。2008年北京オリンピックでのその仕事量は相当大きかったことだろう。上野は準決勝ではオーストラリア、決勝ではアメリカと戦い、計28イニング、600球以上を投球た。「どのぐらい投げたかは関係ありません。とにかく金メダルを獲得したいという気持ちがすごく強かったです。頑張ったというより、自分の意思がこれだけ投げさせたのだと思います。」そしてついには金メダルを獲得しましたね。「興奮しました。そして今までかけてきたソフトボールへの思いが達成したように思いました。」

山田恵里は本塁打を打っても大きくガッツポーズをとるようなタイプの打者ではありませんね。「日本人はあまり感情を表に表しません。この世界女子ソフトボール選手権大会でも本塁打を打っても私はガッツポーズとかしていませんが北京オリンピックではしていました。東京オリンピックでも本塁打が打てたらするかもしれませんね。」

 

日本代表チームの目標は明確だ
オリンピックへの出場が待ち遠しいとですが、東京オリンピック後にも野球とソフトボールがオリンピック競技として残るべきだという理由はなんだと思いますか。「先ほども言いましたが、ソフトボールは団体競技であり互いに助け合いが必要です。そういう倫理観の高いメッセージをIOCの方々にも伝えていきたいです。観客も選手も一緒に盛り上がれるスポーツのなので、スポーツの祭典であるオリンピックに野球とソフトボールは欠かせないと思います。」
さらに上野がつけ加えた。「野球もソフトボールも世界で親しまれているスポーツです。IOCの方々にももっと野球とソフトボールを好きになってほしいなと思います。」と加えた。
二人とも多くの若い選手たちにとって憧れの選手だと思います。もともとソフトボールはどういうきっかけで始めたのですか。

上野は「10歳の時友達に誘われて始めました。そこからソフトボールが面白くなりました。1996年の時にソフトボールがオリンピック種目にあると知っていつかオリンピックを目指そうと思いました。今はソフトボールをもっと多くの人に知ってもらってオリンピックでソフトボールが長期に残れるよう関わっていきたいです。」と述べた。

山田は「6歳のときから15歳まで野球をやっていました。でも15歳の時高校では野球を続けていくことができなくなり、ソフトボールに変えたんです。」あなたのバッティングスタイルは日本のプロ野球でもメジャーリーグでも大成功を収めたイチロー選手を彷彿させます。「中学生の時イチローの真似をしていました。私の模範となる選手です。」と答えた。

最後に恵里さんはイチローの名前を出しましたが、由岐子さんの投手として模範となる選手がいますか?「子供の時日本のソフトボールリーグでミッシェル・スミスさんがプレーしていて大変憧れました。」
アメリカのスター投手モニカ・アボットについてはどう思いますか。「私より若い選手ですので、彼女の若さに負けないようにがんばります。」と答えた。