チェコが逆転勝利　U-23野球ワールドカップ　グループA結果

シウダ・オブレゴンでは、悪天候の影響によりキューバとドミニカ共和国の試合が9月28日に延期された。

WBSC U-23野球のワールドカップグループAのリーグ1日目試合は悪天候により、午後の試合のキューバ対ドミニカ共和国の試合が9月28日に延期になった。

しかし、夜の試合も90分遅れで始まったが、世界ランキング16位チェコがU-23王者・世界5位のメキシコを相手に勝利を果たす見応えある試合が展開された。

チェコ代表のVladimir Chlup監督は、大会直前記者会見で代表チームへの自信を覗かせていた。

試合終了後のインタービューでは「（直前記者会見の言葉は）冗談じゃなかったでしょう」と同監督は笑いながら答え、「7イニングの試合は、これまでの9イニング試合とは違いがあります。投手の起用方法をこれまでと変えればエネルギーの節約が図れます。７回制では序盤の得点獲得が有利です」と述べた。

チャイニーズタイペイ　対　ドイツ　7-0　 試合結果とスコア

キューバ　vs. ドミニカ共和国（9月28日延期）

チェコ　対　メキシコ 　5対1　試合結果とスコア 

チェコはわずか2安打で4点を記録した。

Chloup監督はまた、大きなヒットが打てれば「２ヒットで勝利が決まることもある」と述べた。

まさにその大ヒットを放ったのは彼の息子Marek。3打点2塁打で、4点得点に貢献した。

「私は外角の速球を待っていたのですが、結果的には内角速球を捉えることができました」と若きChloupはコメントした。

先発投手Ondrej Satoriaは5.2イニング投球、わずか1失点のみを許した。

「試合前のロッカールームにいた時からメキシコ打線は攻めてくるだろうと思っていたので、チェンジアップとストライクゾーンを狙った直球を投げたら、うまくいきました」とSatoriaはコメントした。  

右腕投手Satoriaは、チェコのスーパーラウンド進出について「ドイツとの試合で勝利すれば進出のチャンスもあると思います」と述べた。

メキシコのEnrique Reyes監督はチェコを「本当に素晴らしいです。野球が世界中で発展していることを今回のこのチェコとの試合で理解しました。いいところがたくさんあるいいチームです」と褒め称えた。

チャイニーズタイペイのエースは右腕投手Zhong-Ao Zhuang-Chen。彼の直球は時速95マイル（時速約152キロ）に達する。

試合後、彼は「優れた投手が揃っているので、私がチームのエースかどうかよく分かりません。将来的には海外で野球を経験してみたいと思います」とコメントした。

ドイツを相手にZhuang-Chenは7イニング投球、9つの三振を奪った。チャイニーズタイペイは合わせて12奪三振。ドイツの三人の打者が7安打を記録。左翼手David Dinskyは3打数3安打、二塁手Marco Cardosoは2打数2安打、遊撃手Alexander Schmidtは4打数2安打をそれぞれ記録した。

ドイツ監督Steve Janssenは「攻撃も守備もいいし、ピッチングも四球を抑えていたので、全体的にいい仕事をしたと思う」と述べた。

9月24日試合日程（現地時間）

ドミニカ共和国　vs.　ドイツ10.30 am

チェコ　vs. チャイニーズタイペイ　3 pm

メキシコ　vs. キューバ　7.30 pm