パナマのNafaldo Cargnel Stadiumで行われた男子ソフトボールパンアメリカン選手権大会の決勝では、アルゼンチンのManuel Godoy、Bruno Motroni、Juan Zarの3打者が4回に連続して本塁打を放ち、世界6位カナダを制して4対1で勝利して大陸王者に輝いた。銅メダル決定戦では世界18位カナダが7位アメリカを11対5で下した。準決勝進出の時点で、アルゼンチン、カナダ、キューバ、アメリカの4チームはWBSC男子ソフトボールワールドカップ2022への出場が決定した。
カナダは1回 Brad Ezekielがセンター方向への本塁打を放ち先制した。カナダの先発Sean Clearyは3回まで順調に打線を抑えていたものの、4回一死からアルゼンチンの3打者が連続して本塁打を放ち、9000人のアルゼンチンファンで埋まった球場が興奮の渦へ包まれた。
まずはGodoyが内角変化球を捉えてライト方向に同点本塁打、それからMotroniがセンター方向に本塁打を放ちアルゼンチンを1点リードさせると、Zaraがレフト方向への本塁打を放ち一気に3対1にリードした。
パンアメリカン選手権大会でアルゼンチンが優勝するのはこれが初めて。ここ4大会でアルゼンチンは銅メダル2個、銀メダル2個を獲得している。アルゼンチンはこれで世界王座、パンアメリカン王座、パンアメリカンゲームズ金メダルを手に入れた。
銅メダル決定戦ではキューバがアメリカを11対5で下して表彰台に上った。Osvaldo PerezとReinier Veraはそれぞれ本塁打を放ち、この試合14安打をマーク。Yexander Rodrígueは4打数4安打、4打点、4得点。
キューバのメダル獲得はパンアメリカンで初めて優勝した1998年以来。
ニュージーランドで実施されるWBSC男子ソフトボールワールドカップの予選も兼ねたこのパンアメリカン選手権大会には、合わせて10チームが出場。グループAではキューバ、ベネズエラ(11位)、グアテマラ(12位)、ドミニカ共和国(35位)、メキシコ(8位)、グループBではカナダ、アルゼンチン、アメリカ、コロンビア(37位)、プエルトリコが対戦した。
最終順位
- アルゼンチン
- カナダ
- キューバ
- アメリカ合衆国
- ベネズエラ
- グアテマラ
- ドミニカ共和国
- メキシコ
- コロンビア
- プエルトリコ