26/11/2022 - 04/12/2022

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XVII Men's Softball World Cup 2022 - Official Payoff
男子ソフトボール ワールド カップ 3 日目 アルゼンチンが驚異の逆転劇でニュージーランドを11対5で制す オーストラリアとカナダがスーパーラウンドへ チェコがアメリカに初勝利
28/11/2022 1 記事を読む目安時間

男子ソフトボール ワールド カップ 3 日目 アルゼンチンが驚異の逆転劇でニュージーランドを11対5で制す オーストラリアとカナダがスーパーラウンドへ チェコがアメリカに初勝利

ニュージーランド、オークランドのローズデールパークで開催中の WBSC 男子ソフトボール ワールドカップは、3 日目でチェコ共和国が初めてアメリカを破り、アルゼンチンが 7 回 5 対 1 から延長逆転して開催国のニュージーランドを破った。オーストラリア、カナダ、キューバ、日本がすべて白星。
  • アルゼンチンは、1回で3 本塁打を打たれて3対1、5回で5対1の劣勢が続いたが、7回に4 点を挙げて 5 対 5 で並び、9 回で 6 点を挙げた。
  • チェコ共和国はワールドカップで初めて 5 度の優勝国であるアメリカを下した。ジョージ・ハリスが見事なキャッチを決めた。
  • カナダとオーストラリアが勝利し、スーパーラウンド進出確定。
  • 日本とキューバも勝利
  • 2 つのフィールドで 1 日 6 試合
  • 12 チームが 2 つのグループに分けられ、各グループ上位3チームがスーパーラウンドに進出
  • グループ A には、7 回優勝したニュージーランド、前大会優勝のアルゼンチン、5 回優勝したアメリカがいる。
  • グループBの5チームは世界ランク上位11チーム内
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3日目・結果
カナダ 11-0 南アフリカボックススコアと写真
アメリカ 3-6 チェコ共和国ボックススコアと写真
キューバ 3-1 フィリピンボックススコアと写真
ベネズエラ 0-6 オーストラリアボックススコアと写真
デンマーク 0-3 日本ボックススコアと写真
アルゼンチン 11-5 ニュージーランドボックススコアと写真

グループ A の順位: アルゼンチン 3-0、米国 2-1、キューバ 2-1、ニュージーランド 1-2、チェコ 1-2、フィリピン 0-3

グループ B の順位: カナダ 3-0、オーストラリア 3-0、日本 2-1、ベネズエラ 1-2、デンマーク 0-3、南アフリカ 0-3

WBSC 男子ソフトボール ワールドカップは 3 日目にさらなるドラマをもたらした。その日の最後の試合で前大会優勝のアルゼンチンが開催国のニュージーランドに 11-5 の逆転勝利を収めた。カナダとオーストラリアは3勝目を挙げてスーパーラウンド進出を確定した。

その前の試合では、チェコ共和国がワールドカップで 5 度のチャンピオンに輝いたアメリカに 6 対 3で下して歴史的な勝利を掴んだ。

火曜日は、正午にキューバとアメリカが対決し、続いて無敗のカナダとオーストラリアがグループ B の首位争いを繰り広げる。アルゼンチンが 16時30分からの試合でチェコ共和国に勝利すればスーパーラウンド進出が決まる。

アルゼンチン対ニュージーランド

ダニエル・チャップマンの1球目を捉えてアラン・ピーカーがセンターを超える本塁打を放った。しかし、ブラック ソックスのキャプテン、コール・エバンスも最初のスイングで返して1 対 1に並んだ。その後、トーマス・エノカも本塁打を放ち、兄のベンを生還させて3対1にリードを広げ、アルゼンチンのスター投手ヒュームル・マタにプレッシャーをかけた。

5回に放ったたった3つのヒットはどれも本塁打だった。

6回裏にゴンサロ・オジェダが繋いで得点機を作るとファンの応援は最高潮に達したが、ライリー・マキアが右翼で見事な跳躍キャッチを披露し、スコアを3-1のままにした。

しかし、ブラック ソックスがその後得点を決める。戦略的なピッチングのためロマン・ゴドイがマタに代わってマウンドに立つが、トーマス・エノカが一塁での守備エラーを利用してベン・エノカを生還させ、ボー・ビショップの右翼へのヒットでトーマス・エノカが得点し、ニュージーランドは5-1にリードした。

7回、フェデリコ・エダーが得点し、ブラックソックスはピタ・ロナがダニエル・チャップマンに変わって登板。しかし、3 年前にプラハで開催された WBSC 男子ソフトボール ワールドカップ 2019 で、アルゼンチンが最後の 2 イニングで 5 点を挙げて勝利を収めたのと同じように、ロナは満塁でマヌエル・ゴドイに三塁打を打たれ、フアン ザラ、 Gian Scialacomo、Ladislao Malarczuk を得点させて、5-5の同点に持ち込んだ。

7回裏、アルゼンチンはスーパー投手のマタを呼び戻した。リス・エバンスがライトへ三塁打を打った後、アルゼンチンは敬遠四球でタネ・ムムとコール・エバンスを歩かせ満塁のチャンスを作る。しかし二つのアウトとをとると、トーマス・エノカもフルカウントで三振に終わった。

延長での二つのフライアウトの後、ブラックソックスは再び満塁のチャンスを作るがフルカウントでコナーペダンが三振に仕留めた。

延長9回表とアルゼンチンがマタのシングルでフアン・ザラが得点。テオ・ミリアバッカのタイムリーでさらにマタとペケルが得点し、アルゼンチンは 8 対 5 でリード。

満塁で、ブラック ソックスがロナに代わってジョシュ ペテットを投入したが、1球目をサンティアゴ・キャリルが捉えて本塁打を放ち、アルゼンチンは9回 6 ランを記録して 11 対 5 でリード。その裏にニュージーランドは反撃できず試合が終わった。

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日本対デンマーク

1回、森田裕介の右へのタイムリーで北澤慶介と宇根良祐が得点を入れ、デンマークにとって厳しいスタートを切った。しかしデンマークは諦めず世界2位の日本と互角の戦いを繰り広げたが、5回櫻庭 佑輔が左中間への三塁打で点を加え日本が勝利した。

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ベネズエラ 対 オーストラリア

4 度の優勝歴のあるカナダに3対2の僅差で敗れ、南アフリカに12 対1で勝利した世界ランキング 9 位のベネズエラは、オーストラリアと好勝負をもたらすと期待されていた。

世界ランキング 4 位のオーストラリアは、日曜日の延長戦で日本に 6-5 で劇的な逆転勝利を収め、初日はデンマークに 7-0 で勝利し、調子はうなぎ登りだった。3回裏には2ヒットを放ち、ベネズエラはErick Urbaneja からEudomar Toyoに投手を交代させた。

気を引き締めてマウンドに登ったToyoだったが、すぐに制球難に陥り、満塁フルカウントで暴投。その後、マーシャル・クロンクの右中間タイムリーで、ジュリアン・ジェモットとカラム・ビーシェルが得点し、オーストラリアは2回裏に5-0にリードした。

ジェモットはヘイデン・マシューズを得点させて6-0でリード、ジャック・ベスグローブがノーヒッターに抑えオーストラリアがリードをキープした。

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キューバ対フィリピン

アルゼンチンに僅差で敗れ、チェコ共和国に勝利した後世界第12位のキューバは、世界ランキング 21 位の勝利のないフィリピンにとっては歯が立たない相手だと見なされていたが、最初の 3 イニングはフィリピンは非常に健闘しキューバを手こずらせた。

3回表、イェサンデル・ロドリケスのセンター超え本塁打でアニバル・ヴァイヤンも得点し、キューバは 2-0 で先制し、アラン・ロマンがマウンドで豪速球で打線をノーヒットに抑え、4イニングで8打者を倒し、キューバが優勢に立っているかに見えた。

しかし、WBSC 男子ソフトボール ワールドカップ 2019 では11-2 で敗れたフィリピンだが、5回裏、盗塁で二塁に到達していたジュリアス ディアスがパスボールで本塁盗塁に成功して大会初得点を記録した。

しかし、6回表、ロドリケスが再び得点を挙げ、投手グーバー・プルティンに駄目押しの1点を贈り、キューバは今大会2勝目を挙げた。

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アメリカ 対 チェコ共和国

1回チェコ共和国はミヒャエル・ホロブラデクがヒットを放って堅実なスタートを切った後、ヴォイテック・ブフナーのセンターに打ち上げたタイムリーでミクラスクラスが得点を入れた。さらに Marek Maly も 二塁からの生還を試みたが、本塁でタッチアウトされ、チェコが 1-0 のリードした。

中堅手がセンター超え本塁打を放ち、優勝5回を誇るアメリカに2対0にリード。そのため、日曜のニュージーランド戦でアメリカ代表として先発したジョン・ギズダラが、ジャーリン・ラットに代わってマウンドに立った。

アメリカの守備エラーを絡めて、チェコ共和国がリードを2点差に広げる。ルーカス・クバットがショートへのヒットを放ち、無人の二塁まで達した。次のプレーでは、マレク・ヴォルフがセンターへ三塁打を放ち、クバットが得点。チェコが 3-0 にリード。

3回表、チェコ共和国は、3 回表ジョージ・ハリスがセンターで見事なダイビング キャッチを決め、スコアを 3-0 にキープ。

ロン ハケットが投手交代をコール。ニュージーランド戦でのアメリカのヒーローとなったブラッドリー・キルパトリックを投入するが、チェコ共和国の勢いは変わらなかった。

4回裏、トマシュ・クラインがライトフェンスの上部に命中した本塁打を放ち、マルティン・マグラとミクラス・クラスが得点を入れ、ワールドカップで初めてアメリカに勝利した。 両チームはこれまで2013年(ローズデールパーク)、2004年、2000年、1996年と4回対決しているが全てアメリカが勝利していた。

アメリカのジョナサン リンチがセンター越え本塁打、ザカリー・ ショーのタイムリーでユセフ デイビスが生還するなどチェコ共和国のリードを 6-2 に縮めた。7回、エリック・オチョアもマット・パラッツォのダブルで得点したが、ジョナサン・リンチがアウトを取られ、チェコの勝利が決まった。勝利投手はミハル ホロブラデク、完投、 8 被安打、 3 失点、 3 四球。

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南アフリカ対カナダ

美しい日差しに包まれたローズデール パークのフィールド2では、世界ランク 11 位の南アフリカが 4 回の優勝経験を持つカナダと対戦した。2回表で左翼手マンドラ・マツウェニャネが本塁打、その後コリン・ウォルシュが今大会の2本目の本塁打を放った。

2回裏、コリー・ジョーンズとタイラー・パウリも得点を挙げ、世界3位のカナダが4-0のリード。 Ty Sebastian はマウンドで力投、南アフリカの打者を 2 イニングで無安打、6 奪三振、四球1で冷静に抑えた。

3回、カナダはコリン・ウォルシュの2点目と、ライアン・ボーランドの生還で2点を入れた。

5回表、ジャスティン・ラスコウスキーのライトを破るヒットでパウリとボーランドが得点し、リードを9-0に広げた。その後、デレク・メイソンがレフト方向を深く破るタイムリーでクインテン・ブルースとラスコフスキーが得点して、カナダは11-0でリードした。

圧倒的な投球でセバスチャンはノーヒットノーラン、12奪三振を達成。カナダが 5 回11-0 でコールド勝利を決めた。

日曜日の試合は雨の遅れ、リードの奪い合い、大量の本塁打など記録的なスコアが続いたドラマに満ちた1日だった。月曜日の試合も期待が高まる。

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2日目・結果
キューバ対チェコ共和国  7 対 0  ボックススコア・写真
デンマーク対カナダ 10 対 0  ボックススコア・写真
ベネズエラ対南アフリカ 12 対 1  ボックススコア・写真
アメリカ対ニュージーランド  7 対 0  ボックススコア・写真
アルゼンチン対フィリピン  6 対 0  ボックススコア・写真
オーストラリア対 日本 6 対 5   ボックススコア・写真