第6回WBSC U-12野球ワールドカップのスーパーラウンド第2日目、アメリカが4勝0敗で日曜日の決勝進出が決まり、これに伴いベネズエラの決勝行きも決定した。ベネズエラの決勝進出はこれが初。アメリカはこれまでWBSC U-12 で3度優勝(2013年、2015年、2017年)している。
スーパーラウンド最終日の8月6日(土)では、決勝進出2チーム同士が戦いどちらがホームになるか決まるほか、銅メダル決定戦進出チームも揃う。また7位から11位までも決定する。
スーパーラウンド2日目
韓国 対 メキシコ 4-1 スコア
ベネズエラ 対 ドミニカ共和国 12-5 スコア
アメリカ 対 チャイニーズタイペイ 8-6 スコア
プレースメントラウンド2日目
パナマ 対 チェコ 4-2 スコア
日本 対 南アフリカ 14-0 (5回) スコア
順位
チャイニーズタイペイ 対 アメリカ
逆転に次ぐ逆転の激闘の末アメリカがチャイニーズタイペイに8対6で勝利し、アメリカが日曜日の決勝戦への進出を決めた。チャイニーズタイペイが決勝進出を逃したのはU-12ワールドカップ史上初となる。
1回表、Po Yuan ChuangがTzu Chiao Ouの犠牲フライで得点し、チャイニーズタイペイは1対0で先制した。
1回裏、先発Sheng Zhi WuからColin Andersonがレフトへフライを打ち、2対1に逆転。
その後雨が強くなり、審判員のコールにより試合が中断。
試合再開。2回裏、アメリカはホームで二人の走者がアウト。
3回表、チャイニーズタイペイが反撃。このチャイニーズタイペイの初ヒットとなるPo Yuan Chuangの二塁打、Rui Xin Chenのレフトに伸びる本塁打で3対2に逆転リード。
チャイニーズタイペイは満塁のチャンスから二塁手Chen Enのゴロでダブルプレーに成功し4点目を追加。
4回裏、Anthony Frausto(一塁手)が満塁で本塁打を放ち、再びアメリカに逆転。
5回表、アメリカのブルペンが不調。Cristian Matosはワンアウト取れぬまま降板、Levi Kerr は投手返しの安打を許し、暴投でチャイニーズタイペイに同点に追いつかれた。
5回裏、アメリカのMaximus Villalvaはタイムリーとゴロアウトで2点を加えて逆転に成功。
6回表、Levi Kerrが三者凡退でまとめ、アメリカの勝利で終わった。
ベネズエラ 対 ドミニカ共和国 12対5
ベネズエラは3本塁打など合わせて13安打でドミニカ共和国を12対5で制し、スーパーラウンド3勝1敗とした。ベネズエラはこれでチャイニーズタイペイとアメリカの試合の結果待ち、アメリカの勝利を願った。
Jose Ramosが一死で2点二塁打を放ち、Gerson Guzman(左投げ)と守備にとって難しいスタートとなった。
捕手・ Daniel Perezが二塁打を加え、Guzman は降板。リリーフJorge Jimenezが3つ目のアウトを仕留めるまでに、ベネズエラは5対0までリードを広げた。
先頭のJuan Perezが本塁打をセンターに放ち、さらに6対0にリード。
7失点目でJimenezが降板。左翼手・Alex Rodriguezが救援に立ったEnmanuel Castroをセンターへの3点本塁打で迎え10対0。
ドミニカ共和国はMiguel Grullon(中堅手)の満塁ホームランなど三つのエラーを絡めて5点を返すことに成功。
5回表Salomon Millanの本塁打で11対5。
6回表ベネズエラがさらに1点を追加。
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韓国 対 メキシコ 4対1
韓国はメキシコに4対1で勝利。これで両チームはスーパーラウンド1勝3敗で並んだ。
1回表Doyul Lee(センター)が先発Jonathan Beltranからヒット、2つの暴投で塁を進めるとゴロアウトで生還。韓国がメキシコに1対0でリード。
2回表、捕手・Yeachan Kimが一死、フルカウントで本塁打、2対0にリードを広げる。
3回表、遊撃手Seunghyun Parkと投手 Woochan Jungがそれぞれ本塁打。韓国4対0。メキシコはEdgar Melgarをマウンドに送った。
韓国の先発Woochan JungはDereck Lopezをストライクに仕留めて満塁の危機を脱した。
リリーフSeungwoo Anが満塁からボークで1失点。韓国の救援に立ったJuwon Jungが立て続けにストライクで仕留め試合が終わった。
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