世界ランキング2位の日本、13位の中国、3位のチャイニーズ・タイペイは、土曜日に行われたアジア予選の表彰台に立ち、7月にアイルランド、スペイン、イタリアで開催される第17回WBSC女子ソフトボールワールドカップ・グループステージへの出場権を獲得した。ワイルドカード枠はフィリピン(世界30位)に決定した。
日本は、韓国の仁川で行われた決勝戦で中国に6-0で勝利し、女子ソフトボール・アジアカップのタイトルを獲得した。チャイニーズ・タイペイは3位決定戦でフィリピンを10-5で下した。
女子ソフトボールアジアカップ最終順位
- 日本
- 中国
- チャイニーズタイペイ
- フィリピン
- 韓国
- 香港
- シンガポール
- タイ
- インド
アジア王者の日本は、7月22日から26日までカスティオンズ・ディ・ストラーダとブットリオで開催されるグループCで、イタリア(世界8位)、ワイルドカードのフィリピン、カナダ(4位)、ベネズエラ(22位)、ニュージーランド(28位)と戦う。
アジアカップ3位の中国は、7月18日から23日までスペインのバレンシアで開催されるグループBで、世界ランキング5位のプエルトリコ(5位)、10位のオランダ(10位)、スペイン(11位)、キューバ(27位)、南アフリカ(39位)と対戦する。
チャイニーズ・タイペイは、7月11日から15日までアイルランドのフィンガル・ダブリンで開催されるワールドカップのグループAで、アメリカ(世界1位)、オーストラリア(9位)、イギリス(16位)、アイルランド(17位)、ボツワナ(47位)とともに戦う。
グループステージ終了後、各グループの上位2チーム+ワイルドカード2チームが、2024年にイタリアで開催されるファイナルに進出する。
日本は過去16回の女子ソフトボールワールドカップのうち14回に出場し、11回メダルを獲得している。オリンピック王者の日本は1970年、2012年、2014年と3度優勝しており、過去7大会では決勝戦に進んだ。
中国は、1986年の第6回大会で女子ソフトボールワールドカップに初出場し、決勝戦でアメリカに敗れた。1986年に銀メダルを獲得したのを皮切りに、1990年に銅メダル、1994年に銀メダルと、3大会連続のメダルを獲得。過去7回、表彰台から外れたものの、トップ10入りを果たしている。
チャイニーズ・タイペイは、女子ソフトボールの世界大会に16回目の出場。1965年の第1回大会には出場できなかったが、過去15大会出場し、1982年には開催国チームとしてニュージーランドとの決勝戦で敗れ銀メダル、2002年に銅メダルと、2つのメダルを獲得している。
フィリピンは、2016年大会と2018年大会に続き、自国としては最多の3大会連続でワールドカップに出場が決まった。1970年に日本の大阪で開催された女子ソフトボールワールドカップで唯一のメダル(銅メダル)を獲得した。

