2022年のワールドカップ勝利に続き 　キューバがWBSCユースベースボール5ワールドカップで優勝

Baseball5世界王者のキューバが、日曜日、アンカラ（トルコ）で開催されたWBSCユースBaseball5ワールドカップの決勝で、フランスを6-3、2-1で圧勝し、ユース王座に輝きトロフィーを獲得した。

大会の最終日、Baseball5の大国キューバが、ヨーロッパチャンピオンのフランスにその圧倒的な強さを見せつけた。オープニング・ラウンドでフランスを11-1、7-4で下した世界ランキング6位のキューバは、世界ランキング2位の相手にも同様のパフォーマンスを見せ、ユースBaseball5の初タイトルを獲得した。

昨年メキシコシティで開催された第1回WBSC Baseball5ワールドカップで、キューバは1セットも落とすことなく、初のBaseball5世界チャンピオンに輝いた。

今回の優勝は、キューバにとってWBSC大会での43個目の金メダル（アメリカの55個に次いで最多2位）を獲得しているが、これは41個の野球タイトルと昨年のBaseball5ワールドカップ優勝によるものである。フランスにとっては、史上初のWBSCワールドカップ・メダルを記録した。フランスは今大会で負けたのは2試合だけで、いずれもキューバ戦だった。

この日、メキシコと開催国のトルコは、銅メダルをかけてスリリングな試合を繰り広げ、メキシコが2-3、7-1、4-2の逆転勝利を収めた。

ユースBaseball5ワールドカップの表彰式では、キューバのハイラ・ゴンザレス、ハディエル・ウジョア、サディアン・フェルナンデスがそれぞれ優秀女子選手、優秀男子選手、最優秀コーチに選ばれた。

オール・ワールド・チーム（ベストナイン）には、ルイス・フェルナンド・ベンコモ（メキシコ）、アンブル・ブルアール（フランス）、ホスエ・グティエレス（キューバ）、Xiaoyu Liu（中国）、メルト・テケシ（トルコ）が選ばれた。

閉会式で、WBSC会計兼発展委員会のアンジェロ・ビチーニ委員長は「今日、この会場を回りましたが、多くの幸せそうな参加者を見ることができました。未来のオリンピック選手たちの姿も見えました。2026年にセネガルで開催されるユースオリンピックでのBaseball5も素晴らしいものになるでしょう」と挨拶した。

次回のWBSCユースベースボール5ワールドカップ2025は、ユースオリンピック2026の予選となる。