女子野球ワールドカップ 光る里綾実の投球、日本はアメリカを下し無敗のまま
29/08/2018 1 記事を読む目安時間

女子野球ワールドカップ 光る里綾実の投球、日本はアメリカを下し無敗のまま

日本がアメリカを下し連勝無敗のまま。アメリカの決勝への道が険しくなってきた。2大会連続MVPの里綾実はメジャーリーグ並みの変化球を見せ、緩急のある投球で完投した。

里綾実のわずか88球(64ストライク)21奪三振の圧巻の投球で、日本アメリカ3対0で勝利、スーパーラウンド無敗のままとなった。里はついにアメリカの打者を一人も三塁に近づけず、あと一人でノーヒッターを逃した。

アメリカの先発Stacy Piagnoも投球も見事だったが、その活躍も2大会連続MVPの前では完全にかすんでしまった。

試合開始前には、ジャクソンビルの銃乱射事件の犠牲者追悼のために1分間黙とうした。

日本は初回裏先制点を入れそのまま勝利まで逃げ切った。先頭の中田知実がアメリカの先発Stacy Piagnoから単打を奪い、二塁盗塁。続く田中美和はバント空振りで一死。中田は三塁に進み、三浦伊織の犠飛フライで先制した。

2回裏日本はさらに2点を追加。船越千紘は守備エラーで出塁、盗塁二塁。出口彩香のバントがベースヒットになり、船越は3塁へ。出口が二盗。一死、日本がスクイズ、Piagnoが捕球するが本塁へ送った球は捕手Anna Kimbrellを大きく超え、出口が生還して日本は3対0にリードした。

里綾実からはヒットが奪えなかったが、アメリカは1回、3回(どちらも死球)に出塁した。しかし1回のMalaika Underwood も3回 のAmanda Gianelloni もどちらもダブルプレーでアウトとなった。

アメリカ唯一の得点チャンスは6回裏二死、Gianelloniの打球は三塁へ大きくバウンド、阿部希が一塁へ悪送球し、Gianelloniは二塁までたどりつく。しかしBrittany Gomezが二ゴロアウトととなり得点には結びつかなかった。

里はノーヒッターまであと一人だった。Megan Baltzellが7回表二死からシングルヒットを里から奪った。その後監督が里のいるマウンドを訪れたが、里はその後試合を再開し、Michelle Cobbをアウトにして試合が終わった。

Japanese fans at USSSA Space Coast Complex