女子野球ワールドカップ決勝戦後の選手と監督へのインタビュー

女子野球ワールドカップ決勝戦後の選手と監督へのインタビュー
01/09/2018

女子野球ワールドカップ決勝戦後、監督、MVPの里綾実投手、得点王の三浦 伊織選手にインタビューすることができた […]

女子野球ワールドカップ決勝戦後、監督、MVPの里綾実投手、得点王の三浦 伊織選手にインタビューすることができた。

橘田恵監督は記者達を丁寧なお辞儀で迎えた。「とても落ち着いて試合に向かうことが出来ました。大会の最後の試合でしたので、選手達には勝敗を気にしないで、楽しんでプレーするように伝えました。」

”連勝へのプレッシャーはなかったのですか?「もちろんプレッシャーはまだありました。でもそれは良いプレッシャーでした。」

.”優秀な選手達のバントを指示へのリアクションはどうだったのでしょうか?「得点するためには走者を動かす必要がありました。練習をかさね、皆でよく話し合ったので 選手達は私が考えることはすでによくわかってくれていました。」

優秀な選手でよくバントを打った選手といえば三浦 伊織選手だ。彼女が今大会で一番多く得点した選手だったにもかかわらず、多くのバントを指示されていた。

三浦選手は「私が打席に入るときにはチームのためだけを思ってプレーをし、自分のためにプレーはしません。だから走者を送らねばならない時には、ベストを尽くして走者を送る努力をします。私がバントをすることによって、チームの為になるのであれば、喜んでバントをします。チームプレーをすることがとてもむずかしかったし、かなり大変な試合もありました。でも苦しい場面が私達をチームとして一つになることを助けてくれたと思います。」と述べた。

Ayami Sato (left) and manager Megumi Kitta

里綾実投手は3大会連続MVPを獲得した。

「とても嬉しいです。」と通訳を通して彼女が語った。「なにより 嬉しかったのはチームの勝利に貢献できたことです。」彼女の一番のファンは彼女の父親だ。「現在闘病中で大変だったと思うのですが、今朝もメッセージを入れてくれました。大会中ずっと一緒にいてくれました。」どうやって2日だけの休みで試合に戻ることができたのですか?「実際そんなに疲れていませんでした。私はパワー投手ではありませんし、守備に頼っています。」あなたのコントロールは抜群でした。「いつも バッターに出来るだけプレッシャーをかけるように、ストライクを先に多く取るようにしています。それで成功したように思います。」

日本はどうしてこのように有力なんだと思いますか?「私達は実際は強いわけではなく他国のチームには日本チームよりもっと優れた選手がたくさんいます。日本の強さは個人のためでなく、全ての選手がチームのために各々のベストを尽くすからだと思います。」個人としての秘訣はなんでしょうか?「高校でプレーをしていた時、私のゴールは良いピッチングをすることでした。それから出会ったコーチにピッチングを楽しんですることを教わりました。それが私の秘訣です。」

WBSC named the All World Team during the closing ceremony

チャイニーズタイペイの監督Yung Hsin Hsuは日本が自分のチームより強いことを認め、「私達は日本から学ぶことしかない。」と通訳を通して語った。

しかしながら、2016からは上達して初めてのメダルを手にしましたよね。「このチームは成長過程でたくさんの可能性があるチームだ。次の2年間にはもっと成長して決勝戦で再び日本と戦えるだろうとおもう。」

日本のプロ野球でプレーしている選手達がチームにいるが、助けになりますか?「日本のノウハウを分かち合うことはとても重要だと思っています。先ほども申し上げたように、私達は日本から学ぶことしかありません。」

女子野球は自国でどのような発展をしていますか?「チャイニーズタイペイ野球協会は国内選手権大会を企画しています。うまく発展しています。」

閉会式でWBSC会長のリッカルド・フラッカーリ氏は大会の中継放送について次のよう述べた。「この女子野球ワールドカップは様々な媒体を通して、190ヶ国の視聴者に届けることができました。」フラッカーリ氏はUSSSAにも感謝を示し、「初めて女子野球ワールドカップをアメリカで開催することを可能にした素晴らしいパートナーにこころから感謝したい。」と述べた。

Riccardo Fraccari during the closing ceremony