あれから1年 WBSC U-18男子ソフトボールワールドカップがニュージーランドで開幕
22/02/2021 1 記事を読む目安時間

あれから1年 WBSC U-18男子ソフトボールワールドカップがニュージーランドで開幕

新設WBSC U-18男子ソフトボールワールドカップが、ニュージーランド、パーマストンノースの新装コルクホームパークでちょうど一年前に開幕した。この大会は2020年に開催された唯一のWBSC国際大会となった。

2020年2月22日午前11時のパーマストーンで、グアテマラの先発投手Diego Moralesがデンマークの Magnus Kirstein を相手に投げたストライクの一球で WBSC U-18男子ソフトボールワールドカップ が開幕した。WBSC U-18男子ソフトボールワールドカップ2020はこの年齢カテゴリーの第1回大会で、これまでの19歳以下カテゴリーで行われていた世界ジュニア男子ソフトボール選手権大会に代わるもの。

マナワツ・ソフトボール協会の本拠地であるコルクホーン・パークはこの大会のために改修され、国際基準の球場2つ、クラブハウス(1)、チーム用の ロッカールーム(4)、審判員用ロッカールーム(2)、医務室(1)、多目的ルーム(1)を備えた、これから末長く地元に活用されるレガシーとなった。コルクホーンパークは今やニュージーランドのトップソフトボール施設の一つだ。

大会開幕前には町の中央広場でニュージーランドの伝統芸能などを披露してもらうなど世界トップ12チームの選手たちはパーマストンノースの人々から心暖まる歓迎を受けたあと、世界王座獲得のため戦いの火蓋を切った。出場したのはアルゼンチン、 オーストラリア、カナダ、チェコ、 シンガポール、南アフリカ(グループA)、そしてデンマーク、グアテマラ、日本、メキシ、ニュージーランド(開催国)、アメリカ(グループB)。 

真新しいトロフィーとメダルがこの新設大会で披露された。優勝トロフィーは現代的なデザインで、若者とスポーツの未来を象徴している。トロフィーもメダルその真ん中にソフトボールがデザインされている。

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開幕第1日目、シンガポールは世界2位のアルゼンチンを8対3で下し観客を驚かせた。この年齢カテゴリーの大会にシンガポールは過去2回出場(2012年と2014年)したが、これまで1勝しか記録していない。今大会でも1勝15敗で終わった。

世界一位日本はこの大会でも堂々たるその貫禄を見せ、開幕戦ニュージーランドとの戦いでも4回12対1で快勝。日本はこの大会で無敗のまま優勝し3連覇を果たした。

この大会の終了後、COVID-19パンデミックの感染拡大が深刻化し、野球ソフトボールの歴史的復帰を予定していた東京オリンピックのをはじめ、2020年その他全てのWBSC大会は延期もしくは中止となった


U-18 Men's Softball World Cup