2015 WBSC プレミア12 のブランド露出、スポンサー価値は推定1億3100万USドル
11/02/2016 1 記事を読む目安時間

2015 WBSC プレミア12 のブランド露出、スポンサー価値は推定1億3100万USドル

ーWBSC第一回プレミア12の累計到達数(リーチ数)は2億5300万に達成 ーWBSCプレミア12は招待国の日 […]

ーWBSC第一回プレミア12の累計到達数(リーチ数)は2億5300万に達成

ーWBSCプレミア12は招待国の日本、台湾の両国内にて国際スポーツ大会放送部門で2015年度第1位のテレビ視聴率を獲得

スイス・ローザンヌ—世界野球・ソフトボール連盟(WBSC)の発表によると、日本・台湾で行われた第1回2015年WBSCプレミア12は累計到達数(リーチ数)が2億5300万7千世帯を記録、大会スポンサー、WBSC、野球競技のテレビ宣伝効果とブランド露出は世界で推定1億3100万USドル(約142億円)に及ぶことが明らかにされた。

2015WBSCプレミア12の放送及びスポンサー世界効果の調査は、独立したスポーツマーケティング&リサーチ会社SMG Insight社によるもの。

マスコミ報道、視聴率、放送時間すべての面においても、第一回WBSCプレミア12は招致国日本と台湾の両国で2015年国際スポーツ大会番組部門で1位を占めた。

同大会は昨年11月に開催され世界のトップ12カ国の代表チームが集結して世界王座をきめるもの。世界ランキング8位の韓国が優勝し、計38試合で観客動員数は23万5千951人に達した。

賞金総額は約4百万USドル。

WBSCのリッカルド・フラッカーリ会長はプレミア12の視聴率、メディア報道率、ブランド露出、デジタル消費などに関する報告について喜びのコメントをのこした。「プレミア12は大成功を収め、提携パートナーの露出、野球、そして選手たちそれぞれの有益な見せ場となりました。初回プレミア12の視聴累計到達数(リーチ数)、視聴率、商業力をみても野球はいまでも世界的に魅力あるスポーツであり、さらにオリンピック競技にも必要であると強調できたと思います」

放送とスポンサーシップ価値

WBSCプレミア12の世界中で放映された時間は合計2万5258時間(うち生中継は1464時間、もしくは全体の65%)で、WBSC世界大会の提携パートナーやWBSC自身のブランド露出は1億3100万USドルに値するという。

SMG Insight が行ったブランドインパクト・露出分析の対象は、プレミア12公式提携スポンサーのアサヒビール、ダンディハウス、ガンホー、ウブロ、明治、日本通運、日産自動車、プレイ・フォー・チェンジ、リクルートホールディングズ、ユニバーシアード台北2017、読売新聞。

2015 プレミア12の スポンサーシップと放映権についてはWBSCグローバルマーケティング提携先であるMP & Silvaがマネジメントをうけおった。

視聴率まとめ

第一回WBSCプレミア12は開催地の日本(テレビ朝日とTBS)と台湾(Videoland)で2015年国際スポーツ番組部門で視聴率1位を獲得した。

  • 11月19日に東京ドームで開催された日本対韓国の準決勝では、2015年の日本国内・国際スポーツテレビ放送部門でトップの視聴率25.2パーセントを記録した。
  • 11月15日の第一ラウンドのチャイニーズタイペイ対プエルトリコの試合は2015年台湾のスポーツ放送では第1位の視聴率(5.27パーセント)を獲得した。

男性・女性視聴者の割合

同大会の人気には男女の差は大きくなく、WBSCプレミア12のグローバルTV視聴者のうち約40%が女性であった。メディア掲載

オンラインメディアでのプレミア12に関する記事は3万件を超えたことが、メディア情報専門のMeltwaterにより明らかにされた。

世界最大のポータルサイトのYahooでは、日本版や台湾版では2015年WBSCプレミア12の大会速報ページが設けられた。韓国でもっとも人気のあるポータルサイトNaverでもおなじくプレミア12特集をしている。

国際通信社のAPはWBSCプレミア12の大会プレビューや日次レポートなどを提供し、AFP社は準決勝・決勝のニュースを取り上げた。

世界2大野球リーグにあげられる(年間観客数からの順位)アメリカ大リーグと日本プロ野球は2015 WBSC プレミア12に関する記事をウェブサイトでも掲載し、韓国(韓国野球機構)や台湾(中華職業棒球大連盟リーグ)などの国内人気野球リーグも頻繁に報道して多くのファンに大会の内容を届けた。

同大会の公式スポンサーでもあり世界中で購読されている読売新聞も、第一回を迎えた同大会を読者に広めるため広告を活発にし、プレミア12大会ニュースメディア全体の掲載率には大きく貢献した。

招待国の日本では、2015年プレミア12に関する記事が4004本紙面に印刷されたが、なかには新聞の一面を飾るものもあった。

オンライン視聴率とエンゲージメント

WBSC プレミア12 のWBSC YouTubeチャンネル  (youtube.com/wbsc) アクセスは、およそ世界217カ国からあり、その時間は26万4822時間にのぼった。127万回のアクセスと11万2千件コメント数を記録した。

WBSCのYouTubeチャンネルでのプレミア12放送中、アメリカ合衆国の視聴者のアクセス時間が一番多く、全体の22%を記録。

11月15日に台中インターコンチネンタルスタジアムで行われた満席のチャイニーズタイペイとプエルトリコの延長回がもっともライブストリームへのアクセス数が高くコメントも2万5千件にのぼった。

プレミア12のライブストリーミング、ハイライト、選手のリプレイなどはWBSC公式Twitter、Facebook、YouTubeアカウントなどを通して計1千万回以上視聴された。

SNSでのつぶやき回数

2015WBSC プレミア12による多くのつぶやきは公式提携ソーシャルメディアパートナーであるTwitter上がいちばん多かった。Twitter アンプリファイ、Twitter ミラー、Twitter ポールPeriscope やSnappyTVなどといったさまざまな強化ツールなどが利用された。

Twitter まとめ:

    • 5100万4千件のコメント
    • 15万7千回のリツイート、 ツィートごとのRT数は平均253 RT
    • ビデオ視聴460万回
    • Vineのループ再生数120万回
    • プロフィールへのアクセス数
    • 日本ハムファイターズの中田翔選手のサイン付きTwitterミラー(セルフィー)写真 ( こちら) のツィートの人気がもっとも高く、3645RT/6,018(現時点)を記録
  • 公式ハッシュタグ #Premier12 は日本と韓国国内で検索トレンドの第1位となった

Twitterとの提携及び導入は、すばやく情報を提供するだけでなく、Twitterのクローズアップ、選手・チームのセルフィー、バックステージの様子、Twitter アンプリファイを使ってすぐにリプレイが送れるなど、大会の白熱した雰囲気を伝える大きな役目を果たした。

フェイスブックでのハイライト

    • 3640万件のコメント
    • ビデオ視聴回数470万回
    • 40万8000回の「いいね」やコメント、シェア
    • 台湾の中華職業棒球大連盟(CPBL)の球団・中信兄弟の林智勝選手が対キューバ戦で決めた感動のホームランにはWBSCポストの「いいね」の数が9589(こちら)

公式 WBSC ウェブサイト

  • プレミア12の大会期間中には201の国や地域から www.wbsc.org へ167万回のアクセスを記録。1日当たりのトラフィックは1990年代に初めて公式ウェブサイトを開設して以来最高の状況となった。

プレミア12  放送, ブランド露出、 デジタル消費、 — まとめ

  • 潜在累計到達世帯数(リーチ)は2億5千370万
  • 58市場で計2258時間の放送
  • 1億3100万USドルに値するスポンサーシップ価値とブランド露出
  • テレビ視聴者の男女比は男性60%、女性 40%
  • 日本・台湾で国内国際スポーツ番組部門で2015年の年間視聴率トップを獲得
  • 4 百万USドル近くの賞金
  • 23万5951 枚のチケット/観客数
  • 3万件のオンライン記事掲載
  • WBSCTwitter・Facebook併せて8700万件のコメント  
  • WBSCオンラインプラットフォームをつかったライブストリームやハイライトの視聴回数1千万回
  • WBSC YouTubeチャンネルでの総視聴時間・計264,822時間
  • 公式サイトwbsc.orgへのアクセス数167万件回
  • facebook.com/wbscでは40万8千件の「いいね」、コメント、シェア