7月20日(土)カスティオン・ディ・ストラーダで開催中のWBSC女子ソフトボールワールドカップファイナルステージ2024で、世界ランキング1位のアメリカと3位の日本が優勝を争う。
スーパーラウンド最終日、日本は5位のカナダを破り、アメリカは8位のオランダを下した。
日本の宇津木麗華ヘッドコーチは通訳を介して「ここまでの道のりは簡単ではありませんでした。わたしたちのチームは若い選手が多いです。木曜日のアメリカ戦では打撃で苦しんだので調整をしなければなりません」とコメントした。
アメリカのヘッドコーチ、ヘザー・ターは、 「私たちは7月9日からグループとして一緒にやってきました。今はスタートラインに立てたと感じていますが、明日はもう最後の試合です。アメリカソフトボールのためにベストを尽くします」と語った。
日本の先発は後藤希友だろう。この21歳の左腕投手は、これまで17.2イニングに登板し、重労働をこなしてきた。
宇津木ヘッドコーチは、「このレベルでプレーするために準備をしてきましたし、後藤は決勝に進むためにはハードワークが必要だとわかっていましたから問題はあありません。まだ若い彼女にとって重要な経験になると思います」と語った。
アメリカ戦ではスモールボールを頼るのかと聞かれた宇津木は、「バントとランニングゲームはとても重要ですが、状況次第です。アメリカのチームや試合の状況に合わせていきます」と答えた。
タ―コーチは「難しい決断を迫られています。4人のいいピッチャーがいるので、今夜じっくりと検討します」と語った。
ターは、日本のランニングゲームを懸念している。
「日本は相手にプレッシャーをかけるのが非常に上手ですし、情報収集能力も高いです」
スーパーラウンド2日目 実況レポート
日本-カナダ 7-2
世界ランキング3位の日本は決勝で1位のアメリカと対戦する。オリンピック金メダリストの日本は5位のカナダに打撃でも10安打-5被安打で下して圧勝した。先発投手の後藤希友は4.2イニングを2、3安打に抑えた。
日本の先発は後藤希友、カナダはドーン・ボドルグ。
2回表、先頭打者のラリッサ・フランクリンが安打を放ち、カナダは最初のランナーを出した。
2回裏、日本は3連打で下山絵理、須藤志歩、唐牛彩名の連打で得点しリードを奪った。エリカ・ポリドリがダブルプレーに打ち取りこの回を切り抜けた。
2回裏、日本は3連打で下山絵理、須藤志歩、唐牛彩名の連打で得点しリードを奪った。エリカ・ポリドリがダブルプレーに打ち取りこの回を切り抜けた。
4回裏、ボドルグは先頭の坂本結愛を四球で歩かせ、続く須藤も内野安打で出塁すると、1アウトで切石結女がボドルグの3球目を捉えて左中間へタイムリーを放ち坂本を生還させた。
さらにボドルグは四球で満塁のピンチを招く。中川をレフトフライに打ち取り2アウトとしたが、続く石川が2ランを放ち、日本はリードを4-0に広げた。
オリンピック金メダルの日本は塚本蛍の2点タイムリー2塁打で6-0に点差を広げた。
ケイティ・コーストロムがボドルグの救援に立ち、この回を凌いだ。
5回表、カナダはキアナ・ジョーンズがリリーフの坂本結愛からタイムリーを放ち、1点を返した。
5回裏、コーストロムは、先頭の坂本を死球で出塁させた。坂本は犠打と暴投で三塁に達し、唐牛のスクイズプレーでダメ押しの1点を追加した。
6回表、ラリッサ・フランクリンがタイムリー二塁打を放ち、7-2と点差を縮めた。
カナダは20日(土)17:00(現地時間)からオランダと3位決定戦を行う。
試合レポート
アメリカ-オランダ
世界ランキング1位のアメリカがオランダを5回コールドに封じ、無敗のまま決勝に駒を進めた。
アメリカはアリー・カルダが先発、オランダはリサ・ホップを起用。
1回裏ハンナ・フリッペンがホップの2球目を捉えて2ランホームランを放ち、アメリカが先制。
2回裏、リンジー・メドウズが救援に立つが、最初の打者に四球を与え、単打、二塁打を許した。アメリカはニコール・ベイツの犠牲フライで5-0とリードを広げた。
アメリカはケリー・マクスウェルに選手交代。
5回裏、アメリカは、ティアレ・ジェニングスがタイムリー、レイチェル・ガルシアがタイムリー二塁打と二人の代打選手の活躍で得点を加え、アメリカのコールド勝利が決まった。
試合レポート
カナダは17時(現地時間)にオランダと3位決定戦を行う。
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