イスラエルのRyan Lavarnwayの自粛中筋トレに Facebook上で捕手3000人が参加
20/04/2020 1 記事を読む目安時間

イスラエルのRyan Lavarnwayの自粛中筋トレに Facebook上で捕手3000人が参加

32歳の捕手Ryan Lavarnwayは2017年ワールドベースボールクラシックでイスラエルの代表として活躍した。彼がインスタグラムライブでJohn Legendのコンサートをみて自粛中の自主トレーニングを思いついた。

イスラエルの2017ワールドベースボールクラシック(WBC)予選通過に貢献した後、Ryan Lavarnwayは本戦のオープニングラウンドで世界3位韓国と4位チャイニーズタイペイを下しイスラエルにとっての主要選手となった。彼はオープニングラウンドのグループで9打数5安打でグループのMVPとなった。

Lavarnwayは1987年8月にアメリカ・カリフォルニア州に生まれた。イエール大学で哲学を専攻し、その後イェール・ブルドッグで野球を始めた。

「まだ大学生だっ他ので、スタート言われると不思議な気分です。チームの一人としてベストを尽くしていただけでした。」とWBSCに語った。

2008年にボストン・レッドソックスにドラフト指名され、2011年にビッグリーグに昇格した。それ以来MLBで151試合出場し、レッドソックス、バルティモア・オリオールズ、オークランド・エースズ、ピッツバーグ・パイレーツ、シンシナティ・レッズでプレーした。

彼はアマチュアからプロへの移行について考えている選手たちには「貪欲になり、自分のしていることを楽しみ、ベストを尽くすのみ」とアドバイスする。

またLavarnwayはマイナーリーグでも885試合に出場した。2020シーズンも彼はAAAのマイアミ・マーリンズでプレーする予定だった。しかしCOVID-19の感染拡大でシーズンはストップしてしまった。

「ニュースなどで動向を追っていますが、先のことは全く読めませんね。遠くで起きていることのように思えていたことが誰にでも起こるのだと認識して人々はショックを受けたと思います。春合宿でクラブハウスにいた時も、カージナルスとの試合に向かっている途中で、今日から今後のことは全てキャンセルになるかもしれないという噂が流れていました。外で何が怒っているのかを知りながら試合に集中することはとても難しいことでした。」

実際3月26日Lavarnwayはいつもと違う開幕日を迎えた。

Lavarnwayは#StayStrongに参加することを決めた。また他の人の助けになりたいと考えた。そこでFacebookで「Catcher Workouts-Quarantine Challenge(自粛中の捕手のための筋トレ)」というグループを作った。

「最初にこの自粛中の筋トレを思いついたのはJohn Legendがインスタグラムライブで無料のコンサートを開いた時でした。彼は世界の人々のために演奏しました。そしてコンサートの間、彼の妻Chrissy Teigenがっひょうん何向かって「誰か見てる?」と呼びかけたところ、9万5000人の人たちが応えたんです!野球選手たちもシーズンがキャンセルしてみんな家で退屈しているだろうと思いました。おこでだかが見てくれたら一緒に筋トレができるし、一緒にこの困難も乗り越えられると思ったんです。3000人もの捕手が集まって毎日一緒に筋トレしてくれるなんて素晴らしいことです。」

Lavarnwayは2013年からイスラエル野球代表に選ばれている。「Peter Kurz (イスラエル野球連盟会長)が連絡をくれて興味があるかと聞いてきたのです。迷わずOKしました。プレーできるチャンスに喜びました。」と語った。

しかしイスラエルが東京2020への出場権を獲得した2019年の夏には出場していなかった。

「ここアメリカのコロンブス・クリッパーズ(AAAクリーブランド・インディアンズ)のAAAチームにいました。こちらの試合が終わったらヨーロッパ選手権大会に出場するつもりでしたが、プレーオフに進んで勝ち続けてしまい(リーグ優勝を果たした)。。。それで時間ができた時にはもう遅かったのです。」

しかし、今でイスラエル代表としてオリンピックに出場できるチャンスがあるという。

「オリンピックは世界最大の競技大会で、まさか出場できるとは夢にも思ったことはありません。まるで月の上にいるような夢見たいな気分です。」

「オリンピックの開催延期は世界にとって正しい決断だったと思います。アスリートたちも調整することができるし、ファンも安全に観戦してほしい。もう一年延びたけれどこれで盛り上がる期間が1年延びたということでしょう。」

そして最後にLavarnwayはアスリート仲間たちに「#StaySafe, stay sane(安全なところにいて、健康でいてください)」とメッセージを送った。

「また通常にもうすぐ戻るでしょう。」