3月13日（月）、ニカラグアはドミニカ共和国に6-1で敗れワールドベースボールクラシックのプールDで0勝3敗となった。ニカラグアは4敗目を喫することになったが、それでもニカラグアにとっては歴史的な試合だった。
3月13日（月）は、21歳の投手デュケ・エベルトにとって忘れられない夜となった。
9回にマウンドに上がった右腕エベルトは、メジャーリーグ（MLB）のスーパースター3人を連続で三振に仕留めた。2022年ホームランダービー覇者のフアン・ソトは3球で倒れ、最後の球はチェンジアップだった。オリンピック銅メダリストのフリオ・ロドリゲスは、カウント2-2でストライクゾーン外のオフスピードの球を振りかぶって見逃した。マニー・マチャドにカウント0-2からスライダーで二塁打を打たれた後、エベルトはフルカウントで投げた別のチェンジアップでラファエル・デヴァースを空振りさせた。
「この瞬間を楽しみました 」と試合後ニカラグアの報道陣にエベルトは語った。「神様に感謝し、家族に感謝します。自分がやったことをとても誇りに思う。チェンジアップとシンカーを主に使ったのは、スカウティングレポートがそのように指示していたからです」
エベルトの活躍が注目されないわけがなかった。試合後、パナマとニカラグアにいるMLBのデトロイト・タイガースのスカウト、ルイス・モリーナがコンタクトを取ってきて、21歳の彼は、マイナーリーグ契約の条件に合意した。身体検査を経て、契約書にサインする予定だ。
へベルトは、ニカラグア・プロフェッショナル・ウィンターリーグ（LNBP）でルーキーシーズンを送った。トレンデルノルテで21試合に登板し、28.2イニングを投げて防御率4.71、24三振、17四球を記録した。
