ソウルの高尺スカイドームでは世界7位オーストラリアが5投手の継投で10位カナダに3対1で勝利した。
遊撃手Wade Loganが8回裏で元読売ジャイアンツのクローサーScott Mathiesonから2点タイムリーを浴びせ勝ち越しに成功した。
試合終了後の記者会見でLogan Wadeは「 私の打席でScott Mathiesonが登板するだろうと思っていた。彼の速球を熟知していたので、その球を待っていました」と語った。
カナダのErnie Whitt監督は「あの状況でのブルペン起用に後悔はありません。スコットはいい投手であり、また同じ状況にあっても彼を起用したでしょう。先頭打者が四球で出塁したことが痛かった。試合後半でああいうチャンスを与えてしまうと痛い目にあいます」と語った。
6イニングを好投した先発Brock Dykxhoornだが、カナダはその後勝ち越されてしまった。「今日は投手も頑張ってくれましたが負けてしまいました。」とWhitt監督は加えた。
オーストラリアのリリーフJon Kennedy が勝ち投手だが、カナダの打線を抑えたのは左投げの Steven Kentで、4.1イニング投球、わずか1四球、1安打に抑えた。
「この大会ではなかなか得点を得られず苦労しました。これと言った良い打線が出なかった。オーストラリアの打線は特に左打者がとてもよかったですね。」と Ernie Whitt監督は語った。
David Nilssonは「この試合では、複数の投手が継投するだろうと予想していました。どの投手も私たちに試合の流れを変えさせなかった。」と加えた。
9回表、オーストラリアのKennedはカナダの右野手Tristan Pompeを先頭で歩かせたが、その後Jordan Lennertonのピッチャー返しをダブルプレーを成功させるとマウンドを降りた。
代わって登板したリリーフRyan Searleは四球を出すも、Rene Tosoniをセンターフライに仕留めると試合が終了した。
今夜の試合で韓国がキューバを下せば、オーストラリアはWBSCプレミア12スーパーラウンド進出できる。
「私もチーム全員も韓国を応援しています」とDavid Nilsson監督は言った。
カナダはこれで敗退が決まった。
「私たちの最終目標は東京オリンピック出場ですが、まだ来年の3月にアメリカ大陸予選で最後のチャンスがあります。その時までにもう一度代表メンバーを見直したい」」とEarnie Whitt監督は締めくくった。