家族から受け継がれた野球愛 WBSC多様性・包括性委員会の新メンバー、ドナ・コーエンにインタビュー
アメリカの Donna Cohen女史は、WBSCの多様性・包括性委員会の最新メンバーであり、野球、ソフトボール、ベースボール5の試合の成長を支援する主要なWBSC委員会を支援することをすでに決意している。
「WBSCは試合の成長におけるリーダーです」とコーエン はWBSC.orgに語った。「私は、多様性と包括性委員会を、野球、ソフトボール、ベースボール５の女性と多様なメンバーの関与と権限付与を促進し続ける手段と考えています。」
「このような高い評価の委員会のメンバーに加わることを光栄に思います。 Beatrice Allen 議長（ガンビア）、Yumilka Daysi Ruiz （キューバ）、山田博子（日本）、Marisa Matsuda（ペルー） 、Aracelis Leon（ベネズエラ）は、持続可能な男女共同参画のためのリーダー達です。 」
関連記事
-WBSCは女性委員会を「多様性と包括性委員会」に拡大、ドナ・コーエン女史 が新メンバー
- オーストラリア女子野球選手Luisa Gauci 夢をかなえるため渡米
- Sarah Goodrumがマイナーリーグ野球、ミルウォーキー・ブルワーズの打球コーディネーターに昇格
- Miami Marlinsがキム・アング女史をアメリカスポーツ史上初、女性ＧMに雇用
.Cohen女史は熱心な野球ファンとして育った。
「私は幼い頃、ボストン・レッドソックスが野球をしているのを見ていた祖父の横に一緒に座っていました。当時、家族の野球への愛を私が受け継いでいたことにはほとんど気が付いていませんでした。現在、私たちは5世代のレッドソックスファンであり、今も両親や祖父母と同じ席座って試合を見守る家族が集まる時間と場所となっています。」
彼女は現在、女子野球の推進者といえる。
「全米女子プロ野球リーグ（AAGPBL）の比類のない女性達に出会ったときから、私の興味はカジュアルな家族のファンからスポーツのあらゆる面での女性の機会発展振興のためのたゆまぬ支持へと成長しました。私は弁護士として、あるいは地域のボランティアや慈善団体の顧問としてのキャリアを通じて常に公平と平等を求めて戦いました。、野球で最も高く評価されている女性や男性と仕事をすることができて幸運に思います。」
WBSC：女子野球を発展させる最良の機会については論争があります。男女混合のチームに賛成ですが？それとも純粋な女性のリーグに賛成ですか？
Cohen: 「4人を部屋に入れて同じ質問をすると、4つの異なる答えが得られるででしょう。Toni Stone と Mamie Peanut Johnson はニグロリーグでプレーするのに成功しましたし、現在高校、大学、プロリーグ-すべての男女混合チームでプレーしている女性達が存在します。一方、多くの人は女性が独自のリーグを持っていることを好みます。野球を愛する女性達は、機会があれば女性だけであろうと、男女混合とよばれるチームであろうとどこででもプレーし、戦略的で効果的な試合をするでしょう。」
WBSC：米国のメジャーリーグとマイナーリーグで数人の女性プロのコーチを見るのは励みになりますか？
Cohen: 「それはとても素晴らしいことです！彼女たち一人一人が技術を学び、一生懸命働き、忍耐強く自らの雇用のポジションを獲得したということであり、私は彼女たちの成功を心から応援します。2015年に Justine SiegalがMLB組織でコーチをする最初の女性になったので、 2020年に数人の女性がコーチを務めるなど、ゆっくりですが、継続的な進歩がありました。そして忘れることのできないメジャーリーグベースボールチームのゼネラルマネージャーになった最初の女性であるキム・アングの快挙には大きな称賛をおくりたいとおもいます。」
WBSC：あなたはレッドソックスの女性のためのファンタジーキャンプに関与していますか？
Cohen:「私たちは野球の姉妹と呼ばれているファンタジーキャンプ（合宿）を行っています。この合宿に参加する人の年齢は21〜78歳で、野球の経験はさまざまです。初心者、経験者、あるいはベテランもいます。参加者は、ボストンレッドソックスの選手と同じ施設に出入りすることができ、プロ野球選手であることがどのようなものかを体験する機会が与えられます。私たちは、コーチを務めるレッドソックスのトップ卒業生と野球の著名な女性の何人かを誇らしく思います。追加でAAGPBの女性から特別なコーチングを受ける事が出来ます。彼らは、キャッチボールやバッティングの練習を受け、合宿生と素晴らしい話をきくことができます。5日間、これらの女性はメジャーリーガーの気分を味わう事が出来ます。キャンプはこれまで毎年完売です！この機会を与え、スポーツへの女性の参加を承認してくれたボストン・レッドソックスにとても感謝しています。」
