野球レジェンドの王貞治氏が日本の勝利に「最高」と喜びを爆発
08/08/2021 1 記事を読む目安時間

野球レジェンドの王貞治氏が日本の勝利に「最高」と喜びを爆発

オリンピック開会式で聖火リレーを務め、福島でソフトボールと野球の開会式に出席したた王貞治氏(81歳)。再びオリンピック開催に関わり選手時代に達成できなかった悲願を目にしたことに喜びを爆発させた。

ホームラン王の王貞治氏が横浜スタジアムで土曜日にアメリカに勝利して金メダルを獲得した日本を誇らしげに見つめながら「最高です」と語った。

「悲願の金メダルを獲得できて最高です。やはり金メダルは格別です」と答えたと共同通信は伝えている。NPB本塁打数2831本という世界記録をもつ王貞治氏(81歳)は日本とアメリカの決勝戦を本塁後方で観戦し、2対0で金メダルに輝いた日本の現代のスーパースターたちとともにグラウンドで勝利を祝った。

「目指していた金メダルを取れて最高です。しかも開催国ですから。五輪の金メダルというのは特別。これまでチャレンジしながら取れなかったものを、自国開催で取れたのは本当にうれしい」と王氏は興奮を隠せなかった。日本のアマチュアチームは1992年に銅メダル、1996年に銀メダルを獲得しているが、プロ選手たちが入った2000年、2004年は苦戦し、北京2008が最後になってしまった。日本はこれまでオリンピックで2000年から2008年までアメリカや韓国に負けていたが、今回の東京オリンピックではその雪辱を果たして全勝した。

1964年に読売ジャイアンツの若き一人の選手だった王貞治はもう一人の日本の国民スター長嶋茂雄氏とともに当時の自国開催の東京オリンピックに出場した。今回のオリンピック開会式では聖火リレーを務め、福島でソフトボールと野球の開会式に出席したた王貞治氏にとって再びオリンピックと関わり選手時代には達成できなかった悲願を目にできたことは無常の喜びだ。「この五輪を是非とも開催させたかったです。当時は20代。今は80代になったけど、この年でまた五輪を目の前で見られて興奮しました」と思いを口にした。

新型コロナ渦の中で開催準備を進めてきた東京2020オリンピックは「未来への希望」と王氏は語る。「多くの人が困難な状況にいる悲しい時です。しかしそんな時こそスポーツが人々に勇気を与え、幸せな気持ちにさせ、未来への希望を与えることができると思います」と語った。