メキシコ野球連盟 (FEMEBE)は、ベンジャミン・ジル氏を来たる東京2020オリンピックでメキシコ代表野球チームの新たな監督に指名したことを発表した。
ジル氏は1972年ティフアナ生まれ、LMB拡大チーム グアダラハラ・マリアッチスの現監督。彼は、メキシコが世界5位のメキシコが銅メダルを獲得したオリンピック野球競技初出場を決めたWBSCプレミア12 2019(アメリカ大陸チーム上位)で監督を務めたフアン・カストロ監督の後任する。
「ベンジー・ジルなら東京での世界クラスのチームと対決するために必要なガッツと情熱を代表チームに与えてくれるでしょう。」とFEMEBE、 LMB、国立体育文化委員会 (CONADE)は共同発表した。
ジルはメジャリーグベースボール(MLB)では8チームでプレー。テキサス・レンジャーズのショートとして大リーグデビューをした後、ユーティリティプレイヤーに成長した。ロサンゼルス・エンゼルスではマイク・ソーシア監督の貴重な控え選手として2002ワールドシリーズに出場し優勝した。その後メキシコ野球リーグ (LMB)やメキシコパシフィックリーグ (LMP)でもプレーし、リオデジャネイロで行われた2007パンアメリカンゲームズではメキシコ銅メダル獲得に貢献した。
選手を引退した後、ジルはトマテロス・クリアカの監督としてLMBタイトルを4度獲得した。
ジルに初めてメキシコ代表チームを指揮したのは、6月19日と6月20日のドミニカ共和国とベネズエラとの強化試合。この2試合はメキシコ市のエスタディオアルフレドハープヘルでLMBのレッドデビルズが開催した。
世界8位ベネズエラと10位ドミニカ共和国は世界9位オランダとメキシコのプエブラ市で6月22日から26日まで行われるオリンピック最終予選で、最後の1枠獲得をめぐり対決する。