カナダソフトボールスターのエリカ・ポリドリが東京2020オリンピックへの意気込みを語る
02/10/2020 1 記事を読む目安時間

カナダソフトボールスターのエリカ・ポリドリが東京2020オリンピックへの意気込みを語る

長らくカナダ女子ソフトボール代表の選手を務めたポリドリは東京オリンピック出場15名を選出する20名の候補選手の一人だ。

エリカ・ポリドリはソフトボールカナダの女子代表チームのベテラン選手だ。彼女は2013年に代表チームに初めて選ばれると、その1年後第一回WBSC世界女子ソフトボール選手権大会に出場した。2016年と2018年のWBSC世界ソフトボール選手権大会ではカナダの銅メダル獲得に貢献している。

2015年、ポリドリはトロント開催のパンアメリカン競技大会で打率.455でカナダを牽引し、決勝ではアメリカに勝利して優勝した。その4年後、彼女はペルーのリマで行われた2019パンアメリカン競技大会でも銀メダルを獲得した。

現在ポリドリは東京2020オリンピックのソフトボール代表候補20名に入っている。メンバーは最終的には15名まで絞られる。

「オリンピックが延長された時は本当にショックでした。しかし、1年余裕を与えられ調整の時間もできるし、この1年をうまく利用しようと思い始めました。この気持ちを大切にして、これから数ヶ月より成長できるよう頑張ります。今はこんな風に考えて集中しています。」とポリドリは Brantford Expositorに語った。

南アフリカのケープタウンで行われた2011WBSC世界ジュニア女子ソフトボール選手権大会で5位に終わったカナダ代表を務めた28歳外野手のポリドリは、パンデミックで世界中の競技活動が停止した時もカナダ代表として練習に励んでいた。

「今後のプランや予測にも臨機応変に対応しなければなりませんでした。計画を立てては頓挫していました。」

「もっとも大切なことはコーチスタッフからたくさんのサポートを受けたことです。カナダソフトボール連盟だけでなく、COC(カナダオリンピック委員会)は私たちの心身の安全と健康を優先し、日々、毎週のようにで私たちの調子を確認してくださいました。」と語った。

現在WBSC女子ソフトボールアスリート代表としてWBSCのいくつかのプロジェクトに携わってきたポリドリだが、今年の夏は数年ぶりに初めて家で過ごした。「夏を家で過ごすなんて変な気分でしたが、良い意味での変化でした。」と答えた。

オリンピックソフトボール大会は2021年7月21日(水)福島県営あづま球場で開幕する。その日、カナダは5度目のオリンピック出場、現地時間午後3時にメキシコと開幕戦を行い、初のメダル獲得を狙う。

「今はオリンピックのことしか頭の中にありません。自分でコントロールできない外因のことを心配しても仕方がありません。まだパンデミックは続くでしょうし、まだわからないことも多く解決策も見つかっていません。これから数ヶ月かかるのか、数週間なのか、本当に誰にもわからないことです。」