チデスターのサヨナラ打でアメリカが東京2020で4年連勝へ王手
25/07/2021

チデスターのサヨナラ打でアメリカが東京2020で4年連勝へ王手

モニカ・アボットは、8イニングで得点圏にランナーがいる状態での4奪三振を含める計13奪三振、3被安打と得点なしの1安打と1自責点(タイブレークランナー)を許した。

 指名選手のアマンダ・チデスターが、8回裏に2点タイムリータイムリーを放ち、オーストラリアを2対1のサヨナラ勝ちで下し、アメリカに東京2020での4連勝をもたらした。モニカ・アボットとターニ・ステプトは、日曜日の朝、東京2020ソフトボール競技の4日目に横浜野球スタジアムで劇的なピッチング戦を繰り広げた。アメリカとオーストラリアは、過去4回のオリンピックでメダルを獲得した唯一の2チームだ。

ヘイリー・マクレニーは、5試合で7回目のヒットを記録し、本塁から三塁に到達した。彼女はゴロでショートからの得点を狙ったが、クレア・ワーウィックは完璧な守備で、ホームプレートにボールを戻した。マクレニーは2打席2安打で打率を上げ、0.727を記録。

オーストラリアは6回表にリー・ゴッドフリーのシングルと2四球で満塁のチャンス。しかし、代打のミシェル・コックスが三振に倒れ、アボットはダメージを受けることなくピンチを逃れた。

試合は7回後も引き分けで、オーストラリアは延長8回表の最初の1点を奪った。ゴッドフリーは犠牲バントでタイブレイクランナーを三塁に進塁させ、ステイシー・ポーターが故意で歩き、テイラー・ツィツィクロニスは四球で満塁。アボットはチェルシー・フォーキンを三振にとったが、その後四球押し出しで1点を奪われた。

8回裏、マクレニーがショートゴロで一塁到達。ジャネット・リードも、送りバントで走者二塁三塁、そこでチデスターがど真ん中にタイムリーを放ちチームメイトの喜びの中、同点ラント勝ち越しランを入れアメリカを勝利に導いた。

 アボットは8回を投げ、13奪三振、その中には得点圏のランナーがいる4奪三振 が含まれ、3安打と1自責点(タイブレークランナー)を許した。彼女はトーナメントで合計17イニングを投球し、自責点0、28奪三振で首位をマーク。

負けた投手はステプトで、7.1回を投げて2失点(1自責点)、5被安打、3奪三振。

日曜日の第2試合で開催国日本がカナダに勝った場合には、明日、アメリカはオープニングラウンドの最後の試合で北京2008オリンピックの金メダリスト日本と対戦し、オーストラリアはメキシコとの銀メダル戦進出をかけてオープニングラウンドを締めくくる。