中国棒球協会が天津体育学院と提携 エリート選手アカデミーの設立と代表チーム強化を図る
05/11/2020 1 記事を読む目安時間

中国棒球協会が天津体育学院と提携 エリート選手アカデミーの設立と代表チーム強化を図る

中国棒球協会は、2018年の地方訓練センター設立を経て、今回国立アカデミーを設立した。国内のユースチームの数は現在およそ700に増加した。

中国野球協会(CBA)と天津体育学院は提携して中国野球アカデミーを設立することを発表した。これは長期を見据えた若いエリート選手たちの育成と、代表チームの強化を狙うもの。

同アカデミーは中国国内の新たな方向性で選手育成を担う。2018年に「Baseball Rejuvenation and Development Plan(野球活性・発展プラン)」の合意が締結され、2020年にU-18、U-15、U-12、U-10部門の訓練センターが設立された。

中国棒球協会のChen Xu会長はこの計画は水平展開を始めたと語った。

野球は最近中国でもちょっとしたブームを起こっており、発展プログラムなどのおかげでユース野球チームの数も国内で700近くに増加した。今後代表チームに入る優秀な選手を育てる場所となる。

CBAは地方訓練センターでまず優秀な選手を育成し、その後アカデミーに移ってさらにエリート選手へと育成させることを計画している。最終目標は国際舞台での中国の野球レベルを底上げできるような優秀な選手を集め育成することだ。

現在中国はWBSC野球世界ランキング22位、アジアでは首位日本、3位韓国、4位に韓国につぐアジアでは4番目にランクインしている。

中国の次の国際大会出場チャンスは来年予定されるWBSC U-23 野球ワールドカップ

新アカデミーはコーチ、審判員、役員の育成も目指し、さらに中国の次世代のエリート野球選手育成のための才能発掘を広げる。