CPBL再加入の味全ドラゴンズ 田澤純一と契約

CPBL再加入の味全ドラゴンズ 田澤純一と契約
07/01/2021
ベテラン右投げの田沢は日本の社会人リーグからNPBドラフトを経ずにMLB契約をしたため、過去に彼の名前がついたルールがNPBで設けられた。

中華職業棒球リーグ(CPBL)は1999年に解散した味全ドラゴンズが再加入を果たすなど、今年は拡大して5球団が参加している。CPBLに5球団が揃うのは2008年以来のこと。

2021年シーズン再加入したドラゴンズはアクティブロースターに5名の外国人選手を入れることができ、そのうち4名を一軍で起用できる(他のチームは助っ人枠4名、登録は3名)ため、その他の国際的な選手たちと並んでベテラン右投投手田澤純一とも契約した。

34才の田澤は日本で生まれたが、プロのキャリアはアメリカで積んだ。彼は高校卒業時には日本プロ野球(NPB)のドラフトには入らず社会人野球の日本石油に入団、2008年シーズンは防御率 1.02をマークした。

その活躍がメジャーリーグベースボール(MLB)のボストン・レッドソックスの目にとまり2009年に契約、2013ワールドシリーズ勝利に貢献した。その後マイアミ・マーリンズ(2017年と2018年)、ロサンゼルス・エンゼルス(2018年)でプレーした。田澤はまたマイナーリーグベースボール (MiLB) ではデトロイト・タイガース、シカゴ・カブス、シンシナティ・レッズなどでもプレーしている。

NPB12球団は日本でドラフトせず海外の球団と契約させないようにする「田澤ルール」として知られる申し合わせ事項を設けた。

田澤は2020年に日本へ帰国し、独立系リーグの埼玉武蔵ヒートベアーズでプレーしていた。