チェコ人ベテラン捕手マルティン・セルヴェンカが米大リーグ(MLB)ニューヨーク・メッツとマイナー契約を交わした。クリーブランド・インディアンズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ボルティモア・オリオールズに続く4つ目の所属プロ野球球団になる。
28歳の扇の要は、2009年の開幕前にクリーブランド・インディアンズとアマチュアフリーエージェント契約。現在までに、マイナーリーグ(MiLB)で545試合に出場。うち143試合はダブルA、12試合はトリプルA。
昨季は、チェコの最上位リーグのチェコ・エキストラリーガ所属コトラルカ・プラハでプレーした。
オフシーズンにセルヴェンカは、元チェコ代表チーム投手の兄マレクと一緒に自宅でのトレーニングに励んだ。
「自宅にちょっとしたジムも作った。」とセルヴェンカ。
チェコ共和国は現在、WBSC野球世界ランキングで16位。これは、欧州圏で9位のオランダに次ぐ2番目の順位であり、後には、17位のイタリア、18位のイスラエルと続く。
セルヴェンカは、2019年ヨーロッパ野球選手権大会とオリンピックWBSCヨーロッパ・アフリカ予選で、チェコ代表チームのレギュラー捕手を務めた。
チェコ野球協会会長ペトル・ディトリッヒは、「マルティンには、アメリカで夢をかなえて欲しい。」と言う。「成功を祈る。チェコ選手がメジャーに上がれたら快挙だ。」
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