記事執筆・Richard Wang
【台湾・新北市】中華職業棒球リーグ(CPBL)で最年少投手徐若熙(シュー・ルオシー)が4月にデビューして以来通算11奪三振を記録したが、昨夜の試合(8月8日)富邦ガーディアンズとの試合でさらにCPBLの拡大チーム味全ドラゴンズの新人スターは試合開始から8打者を連続して三振に倒しまた新たな記録を樹立した。
CPBLリーグは5月から新型コロナウイルスの感染拡大のため5月からシーズンが2ヶ月ほど中止されていた。ようやく緩和制限され観客が球場に戻ってきた昨夜のナイターでまさに徐若熙がこの偉業を達成した。
「三振記録を出そうと思っていたわけではありませんでした。試合に集中していたし、記録についてお試合が終わるまで知りませんでした」と徐若熙はコメントした。
徐若熙は5イニングで合わせて84球12名の打者を奪三振(どちらも自己最多)。一方ドラゴンズは4回に2点を入れ、もう一人のルーキー、 Bing-Hsuan Dongが一死から初本塁打を放ちドラゴンズは5回4対1にリードした。
試合開始からの連続三振記録は、現在の楽天モンキーの投手ライアン・ボーリンがーの7者連続三振。この記録を出した2019年、ボーリンガーはガーディアンで投げていた。
ドラゴンズはリリーフのブライアン・ウッドオールが古巣の富邦ガーディアンズを封じてリードを守り、徐若熙の初勝利を確実にした。この勝利でドラゴンのビジター3連敗もストップした。
徐若熙はこれまで12試合先発したが、この試合が初の勝利。徐若熙はまたこの試合のMVPにも選ばれた。「この試合の球を父の日のプレゼントにしたいと思います(8月8日は台湾で父の日)。
ドラゴンズは現在22勝32敗2分でリーグ最下位。中信兄弟ズが首位(31勝21敗)、続いてライオンズ(29勝24敗1分)、モンキーズ(28勝27敗)、ガーディアンズ(24勝40敗1分)。CPBLはWBSC準会員のCPBLは大幅に遅れているリーグ前半を8月中旬に終え、8月末から後半戦を開始する。
写真提供 味全ドラゴンズ