9月上旬、それはU-18野球世界王者の決定の時
08/09/2020 1 記事を読む目安時間

9月上旬、それはU-18野球世界王者の決定の時

長年にわたりWBSC U-18野球ワールドカップは未来の野球スターを輩出する舞台として確立されてきた。

この10年ほど9月上旬にはWBSC U-18野球ワールドカップ決勝が行われ、今日のスーパースター選手らを輩出してきた。

 U-18ワールドカップ2012年、2013年、2019年はどれも9月8日に終了している。

2019年9月8日の決勝では、チャイニーズタイペイがアメリカを2対1で下し、アメリカの2012年から続いていた4大会連続 U-18連覇を阻止した。

先発投手 Yu Chien は6.2イニング投球し、勝利した。彼は同大会MVPに選ばれ、2020年の中華職業球棒大連盟(CPBL)ドラフトで首位指名された。

韓国で行われた2012年大会では、アメリカがカナダに6対2で勝利して優勝した。短縮された2020メジャーリーグベースボール (MLB)シーズンでトロント・ブルージェイズで注目されているキャバン・ビジオは、アメリカ代表で一塁手、7番バッターをつとめた。イアン・クラーキンは6イニング投球し勝利。彼は現在アメリカ独立リーグのコンステレーション・エナジー・リーグのチームテキサスでプレーしている。

投手カル・クアントリルと野手ジョッシュ・ネイラーはカナダのラインナップだった。彼らは2019年にサンディエゴ・パドレスでMLBデビューを果たす。チャイニーズタイペイが銅メダル。ロースターには未来の二刀流大スター大谷翔平もいた日本は6位に終わった。

2013年 U-18野球ワールドカップは台湾台中で行われ、決勝ではアメリカと日本が対決した。ブラディ・アイケンは7回剛腕でアメリカを牽引し3対2で勝利に導いた。彼は現在日本プロ野球(NPB)の楽天ゴールデンイーグルスで投球する松井裕樹を制した。現在シカゴ・ホワイトソックスでプレーするヨアン・モンカダなどの選手がいたキューバは3位に終わった。

U-18野球ワールドカップ2015の決勝は9月6日に大阪で行われた。この決勝も接戦の末アメリカが2対1で開催国の日本に勝利した。捕手マイケル・アムディティスがアメリカラインナップ首位で4打数2安打。彼はマイアミ大学で大学野球を続け、2019年にクリーブランド・インディアンズでプロデビューを果たした。

U-18野球ワールドカップ2017の決勝戦は9月10日カナダのサンダーベイで行われた。アメリカは韓国に8対0に完封勝利した。現在セントルイス・カージナルス傘下に所属する先発のマシュー・リベラトーレは、わずか4安打を許し勝利した。2安打、3打点のトリスコン・カサスは大会MVPに選ばれ、現在はボストン・レッドソックスと契約。指名打者カン・ベッコは唯一ヒットを出した韓国選手で2安打を記録した。カンは韓国野球委員会(KBO)の2018年ルーキーに選ばれた。

日本は3位、4位決定戦でホストのカナダを制し銅メダルを獲得した。

次の WBSC U-18野球ワールドカップは2021年9月に全米アマチュア野球連盟主管、フロリダ州サラソタ市とブランデントン市で開催が予定されている。