ソフトボール界がEnrico Obletter氏の死を悼んだ。同氏はイタリア代表のヘッドコーチとして、2019年WBSCソフトボールヨーロッパ/アフリカオリンピック予選でイタリアを勝利に導き、イタリアの東京オリンピック出場権獲得に貢献した。Obletter氏は2月22日イタリアにて新型コロナウイルスによる合併症で亡くなった。61歳だった。
1959年オーストラリア、シドニーで生まれたObletter氏は、1984年イタリアプロ野球のためイタリアに渡る。その後セリアAでパルマのコーチになり、 シドニーオリンピック2000でイタリア代表チームのコーチの職を得た。Obletter氏は2007年にイタリア代表ソフトボールチームのヘッドコーチに就任。監督としてもマチェラータ、カゼルタ、ブッソレーニョの監督を務め、イタリアソフトボール史上国内選手権大会とヨーロッパ選手権でもっとも優勝した監督となった。
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Obletter氏とイタリアチームは2019年完璧なシーズンを迎え、ヨーロッパソフトボール選手権大会とヨーロッパ/アフリカオリンピック予選で彼の指揮するイタリア代表チームは優勝した。彼はまたイタリアチームのヘッドコーチとしてWBSC U-19 女子ソフトボールワールドカップ2019で11位に入った。「 FIBSの会長としては、彼についてイタリアで最多優勝を記録した偉大な監督だったとみんさんに語るべきでしょう。しかし私にとってはそんなリーグ優勝の記録とかカップとか、代表チームが優勝してオリンピック予選を獲得したとか今は考えられません。彼は大きく暖かなハートを持つ優しい男でした。」とFIBSのアンドレア・マルコン会長は語った。