「我が国には他にも人気のあるスポーツがありますが、野球がナンバーワンであることは疑いようがありません。子供の野球人口だけでも5万人にのぼり、他のスポーツよりかなり多いです。ベネズエラはアメリカやドミニカ共和国に続いてメジャーリーグベースボール(MLB)選手が多い国で、コーチや審判も世界トップレベルにあげられます。ベネズエラはスポーツへの情熱も高いですが、特に国を代表するナショナルチームが好きです。そして野球のこととなると、その情熱たるや極端なほどです。実際われわれの代表チームのスローガンは『la que nos vuelve locos(俺たちを気が狂うほど夢中にさせるやつら)』なんです。」
この間、 Izaguirre氏は連盟とプロリーグ (LVBP, Liga Venezolana de Béisbol Profesional)の関係は改善していると語った。「友好な関係です。私たちは2018年と2019年の総会に招待され、話をする機会もありました。元LVBP会長のJuan José Ávila氏と各球団の代表者もWBSCプレミア12 2019の代表選手団メンバーでした。」
そしてベネズエラ野球連盟は1927年に設立された。その人気が爆発したのは1941年アマチュアワールドシリーズで伝説の投手Daniel El Chino Canonicoが圧巻の投球パフォーマンスを披露し、ベネズエラが開催国のキューバに勝利した時だ。Canonicoは記録的な投手戦を繰り広げもう一人のスターConrado Marreroを制した。この決勝の試合は『Los Héroes del '41(1941年の英雄たち)』として歴史に残っている。