チャーリー・バレリオはドミニカ共和国代表として、WBSCプレミア12 2019、アメリカチア陸オリンピック予選、最終オリンピック予選と、この3年間世界最高峰の国際大会3大会に出場し、東京オリンピックでは銅メダルを獲得した。その彼がスペイン語版WBSCポッドキャスト「Global Game」最新版のゲストだ。
バレリオはドミニカ共和国の人々は子供の頃から野球の中で育ち、野球の血が流れているという。「国を背負って出場することは最高の誇りです」と東京オリンピックで本塁打1と打率 .235をマークした捕手バレリオはこう語った。「成功の一つは私たちの野球への情熱でしょう。これはもっとも大切なことだと思います。私たちはゲームを心から楽しみました」
ポッドキャストの司会者アドリアーナ・フローレスはドミニカ共和国のためにプレーするとはどういうことかと尋ねた。「自分の国を代表することはみんなにとって最大の目標です。うまく説明できませんが、初めて自分の赤ん坊を腕に抱いた時のような、心に響く、そんな気持ちになります」
代表として戦うこととプロ野球で戦うことの違いについては、バレリオはどちらも素晴らしい経験だと認めたが、「でも代表として戦うことは何かが違います。気持ちが違うんです」と答えた。
ドミニカ共和国はオリンピック出場はこれで2回目、東京2020オリンピックでは歴史的快挙となる銅メダルを獲得した。
サンチアゴ生まれのバレリオ(31歳・捕手)は、オリンピックでもっとも大きな試合は銅メダル決定戦だったが、イスラエル戦が一番楽しかったと振り返った。
「彼らはメダルのためだけでなく、その瞬間を楽しんでプレーしていました。ベストを尽くして、たとえ相手が世界強豪のチームであったとしても彼らは気にしません。彼らは勝利まであと一歩のところまで来ていましたが、私たちが最後に逆転しました」と語った。
バレリオはオリンピック予選2大会から東京2020の韓国との銅メダル決定戦までドミニカ共和国打線で卓越した存在感を放った。彼はオリンピックを大いに楽しんだという。
「だれでもどんな選手でもオリンピックに出場するチャンスを得られるわけではありません。多くの人がオリンピック出場を目指しても、その機会が得られるのはほんの一握りの人たちです。そのチャンスを手に入れたわたしは、オリンピックを心から楽しみました。オリンピックは素晴らしい、夢のようなところでした」と結んだ。