2020年 女子ベースボールワールドカップ 4チームが初出場
06/01/2020 1 記事を読む目安時間

2020年 女子ベースボールワールドカップ 4チームが初出場

開催国メキシコ、中国、フランス、フィリピンが初出場。第9回を迎えるのこの大会には12チームが参加する。

2020年10月にメキシコのモンテレイで行われる第9回女子ベースボールワールドカップでメキシコ、中国、フランス、フィリピンの4ヶ国が初出場する。3大会連続隔年で行われているこの大会にはこの4チームに加え、過去6回優勝の日本、カナダ、アメリカ、チャイニーズタイペイ、オーストラリア、ベネズエラ、キューバ、オランダの12チームが出場する。初出場の4チームは世界ランク圏外。

フランスは地元ルーアンで8月に行われた新設女子ベースボール欧州選手権大会でオランダを下して優勝し、初のワールドカップ出場を決めた。

フランスの女子代表チームの監督にはLahcène Benhamida氏が就任した。

世界11位のオランダはWBSC理事会が決定したワイルドカード枠に決まりワールドカップへの出場を決めた。これで今大会では初めてヨーロッパからはオランダとフランスの2チームが出場する。

メキシコは9月終わりの新設女子パンアメリカン野球選手権で4位に入り出場を決めた。メキシコは3試合で黒星をつけたものの、カスティーリョのローザ・マリア(2勝、自責点0)とFlor Elena Valerio (防御率2.25)という2投手が目覚ましい活躍を見せた。

女子パンアメリカン選手権では、世界4位アメリカがAlex Rizzoを先頭に圧倒的な打線で無敗のまま優勝。世界5位ベネズエラは2位、世界2位カナダは3位に終わった。WBSC理事会の決議により、女子ワールドカップ2020に2つ目のワイルドカード枠で出場するのはアメリカ大陸代表5ヶ国目のキューバに決まった。

フィリピンは11月に中国の中山で行われた女子野球アジアカップで中国を制して3位に入った。アジア野球連盟(BFA)から予選を勝ち抜いた4チームは、そのほか無敗で優勝した日本、2位の世界3位チャイニーズタイペイの2チーム。

日本は2008年の第3回大会以来、女子ベースボールワールドカップ6連覇を更新している。

アメリカは2004年と2006年の最初の2大会優勝。日本がどちらも2位に終わった。

そのほか、銀メダルを獲得したのはカナダ(2008年と2016年)、オーストラリア(2010年)、アメリカ(2012年と2014年)、チャイニーズタイペイ(2018年)。カナダは3回銅メダル(2004年、2006年、2012年、2018年)を獲得している。そのほか銅メダル入賞チームはアメリカ(2008年と2010年)、オーストラリア(2014年)、ベネズエラ(2016年)。

女子ワールドカップは、2004年5月にカナダのエドモントンで行われた第1回大会では5チーム(アメリカ、日本、カナダ、オーストラリア、チャイニーズタイペイ)が出場し、2006年の台北大会では7チーム(キューバと香港が初出場)、2008年の松山大会では8チーム(インドが初出場)、2010年のベネズエラ・マラカイ大会は11チーム(プエルトリコと韓国が初出場)が出場した。

2012年のエドモントン大会では8チームに縮小したが、オーストラリアとオランダの2チームが初出場を決めた。2016年韓国機張では12チームに拡大した。パキスタンがこの大会でデビューを果たしている。2018年大会で初出場したのはドミニカ共和国。

WBSC 女子世界ランキング

関連記事

六角彩子、日本の女子野球の成長に貢献

コッポラ監督が女子野球を推進