台湾の高校野球選手権開幕、U-18ワールドカップ予選のチーム編成の手がかりに
25/05/2020 1 記事を読む目安時間

台湾の高校野球選手権開幕、U-18ワールドカップ予選のチーム編成の手がかりに

参加19チーム、11日間の大会は5月28日に始まり、来年のフロリダで開催されるWBSC U-18ベースボールワールドカップの予選となるU-18アジア野球選手権のチャイニーズタイペイのメンバー選考に役立てられる。

【台湾 台北】新北市と桃園県で毎年行われる島全体対象のE-Sunカップトーナメントが、記録的な19の高校野球チームと合計約400人の選手の参加予定で、5月28日に開催される。

各都市を代表するチームは11日間競い合う。参加選手達は、9月に高雄市で開催されるアジア野球連盟(BFA)U-18野球選手権WBSC U-18ベースボールワールドカップ2020チャイニーズタイペイ代表チームのメンバー選出を兼ねている。

過去の13大会のうち、2つの野球の盛んな都市(桃園県と新北市)のチームが10回勝利し、トーナメント史上最多勝利チームとなった。新北市のチームは、最近の5大会のうち4大会で優勝し、台湾の高校野球の新たな最強チームとなった。

過去のE-Sunカップのメンバーには、ピッチャーのChen Hu(チャイニーズプロベースボールリーグ/CPBLの中信ブラザーズ所属)とChen Kuan-Yu(オブニッポンプロ野球/NPBの千葉ロッテマリーンズ所属)が含まれる。後者は、2015年と2019年の両方のWBSCプレミア12でチャイニーズタイペイとしてプレーしている。

全国大会の主催者である中華民国野球協会 (CTBA)によれば、今年のE-Sunカップは無観客で行われ、中央流行疫情指揮中心(中央感染症指揮センター)によるCOVID-19感染拡大予防勧告に準拠する。ただし、この大会は、MOD、YouTube、LINE Today、Yahoo!Sports and Twitch(ツイッチ)などのさまざまな放送プラットフォームで観戦することができる。また大会の最後の4日間の試合は、MODのVideoLand SportsおよびELTA TVチャンネルを介してケーブルで視聴することができる。

台湾島では、2020年1月以降、現在までにすべてのレベルで、すでに900の野球の試合が開催されている。6月末までには1300試合になる可能性がある。

E-Sunカップは世界的に有名な日本の高校野球大会に比較して、「台湾甲子園」として知られている。

世界ランキング第4位のチャイニーズタイペイは、WBSC U-18ベースボールワールドカップ2019の決勝でアメリカを制覇した優勝国だ。

CPBLと、女子プロソフトボールリーグ( TPWSL)は2020シーズンを開く、世界で最初のプロの野球とソフトボールリーグとなった。どちらのリーグも、制限人数の観戦解禁となった。