第2回サマースラム「Fully Loaded Softball」は2月3日から5日までシドニー近郊のブラックタウン・インターナショナル・スポーツパークで行われた。18試合が3日間かけて行われ、世界中から集まった国際トップ選手らがこの新しいフォーマットのソフトボール大会を楽しんだ。
今回で2回目を迎えるこの大会は、1年前にオーストラリア・パシフィックカップの後の特別イベントとして生まれた。6チームが対抗したこの大会はオーストラリアのFOX SPORTSが中継した。昨年はパンサーズがバンディットを決勝で3対2で破り優勝を決めた。
「Fully Loaded Softball」の試合は3イニング制で、各イニング走者満塁で始め、守備へ常にプレッシャーをかけ、打者らが常に得点のチャンスを握るスリリングな展開となる。フェンスも低く、得点が取りやすく、ホームランが出やすい仕組みになっている。
この新フォーマットは交代や待ち時間も少なく、投球練習の時間もない、さらにコーチのフィールド上での指示時間などもないため、試合時間が短縮される。
昨年オーストラリアソフトボール連盟はこの「Fully Loaded Softball」を国内の球団や協会を対象に行うことを決めた。この大会は、さまざまなタイプのソフトボール(T-Ball、ファストピッチ、スローピッチ、トップ国際レベル)のルールを取り入れているため、この新フォーマットを理解してもらい促進するため、大会実施のための球団・協会用ガイドを作成している。また選手、コーチ、審判員にも試合の基礎などについて情報が記載された資料が用意されている。