67歳でこの世を去ったビル・ホルムバーグ氏の逝去の報に接し、世界の各野球関係者が哀悼の意を表した。彼は最後まで活動的に働き、イタリア野球代表チームのマイク・ピアッツァ監督の下でベンチコーチを務めていた。
ウィリアム・ハーバート・ホルムバーグは1953年シカゴ生まれのフロリダ州育ち。フロリダ州立大学で捕手として活躍していた。
ホルムバーグは1976年にイタリアに渡り、セリアA2リーグのヴェルチェッリでプレーした。その後、1978年にゴード(イタリアの野球クラブ)の選手・監督としてのポストを手に入れた。1980年にはアメリカに帰国し、クリストファー・コロンブス高校のコーチを務め、1989年にまたイタリアに戻った。
世界野球ソフトボール連盟のリッカルド・フラッカーリ会長が彼を2003年に イタリアU-18代表チームの監督に抜擢した。ホルムバーグはMLBコーチ部門担当としてイタリア連盟(FIBS)アカデミーの発展に務めた。
ホルムバーグはマルコ・マッツィエリ監督のチームスタッフとして、2007年から2016年までイタリア代表チームのピッチングコーチも務め、イタリアの2010IBAF国際カップで3位入賞、2010年と2012年CEBヨーロッパ優勝に貢献した。彼はイタリア代表チームのスタッフとして2013ワールドベースボールクラシックにも参加している。
ヨーロッパコーチ協会は2015年、彼に生涯功労賞を授与している。