01/03/2020 1 記事を読む目安時間

日本対オーストラリア 9対2 味元、西森、八木の活躍で日本が王者決定

2018年決勝での雪辱を晴らし、日本が2020 U-18男子ソフトボールワールドカップ決勝でオーストラリアに9対2で勝利した。これで日本は同大会で金、銀、銅を全て制覇した。

ニュージーランド・パーマストンノースのコルクホーンパークで開催のU-18男子ソフトボールワールドカップは、決勝で味元琉依と西森潤が打線を牽引、八木孔輝も輝く投球で日本はオーストラリアに9対2で勝利し、無敗のまま王者に輝いた。

味元はランニングホームラン、4打点、2得点と西森も1本塁打、2打点、2点で日本打線を牽引し勝利に貢献した。投球では、八木が5イニング投球し4奪三振。

今大会のスーパーラウンドでは5対2で勝利していたが、2018年の決勝で日本はオーストラリアに4対2で敗れており、その雪辱を晴らした。

日本はこの年齢カテゴリーで11個目のメダル獲得となった。直近8大会でメダルを獲得しているが、優勝に輝いたのは2016年と第一回の1981年に続く3回目だ。

2イニングまでオーストラリアは順調に得点を入れていた。1回Hayden Shawがレフト上にタイムリーを放ち先頭にヒットで塁に出ていたJeremy Garlandが得点。2回でもCaleb Van De Griendt のレフトへの本塁打で2対0にリードした。

2回裏、味元が右ライン上へ放った打球がランニングホームランとなり、日本は2対1に迫った。

3回裏、日本は逆転リードする。走者2名、味元がライトへタイムリーを放ち西森と大西が生還した。オーストラリアの右翼手が素早く処理してホームへ送球しようとするがボールがグローブから滑り落ち、味元が塁を回って生還し4対2に勝ち越した。

日本は4回打線を爆発させ、卓越した打線で5点を入れる。守備エラーで山本が生還すると、西森潤がレフトに伸びた2ランショットで続いた。二塁打で得点圏にいた大橋は、永吉の夜戦で生還、永吉自身も犠牲フライで得点し、9対2にリードを伸ばした。

5回1点返さなければコールドで試合が終わってしまうオーストラリアが挽回を試みるが、八木はJoshua Routledge、Garland、 James Rileyを退き日本の優勝が決まった。

ユース男子ソフトボールの国際大会で日本が優勝するのはこれで3度目。日本は1981年の第1回エドモントン大会で優勝し、2016年ミッドランド大会で35年ぶりに王者に返り咲いた。日本は直近5大会で4回決勝に残っている。

オーストラリアはこれが初めての銀メダルとなるが、第1回から5大会連続優勝(1997年、2001年、2005年、2008年、2018年)し最多数を誇る。