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2020東京五輪 日本ソフトボール代表選手が明らかに

東京オリンピックで待望の競技復活を果たしたソフトボール。宇津木麗華監督は日本代表選手15名を発表し、「選手を信頼し、全力を尽くして、皆の期待に応えたい。」と語った。

日本ソフトボール協会(JSA)は23日、この夏、自国で開催されるオリンピックの出場選手最終名簿を発表した。首都・東京で行われた記者会見で宇津木監督は、3人の投手、3人の捕手、5人の内野手、4人の外野手を指名した。

「もちろん技術と身体能力は選考上の必須条件だが、今回の15人はやる気も考慮した。」と監督。「投手はスピードと球種の多さを重視し、最適なメンバーを選んだ。」

投手陣を牽引するのはベテランのエース上野由岐子と投打二刀流の藤田倭。加えて、2019年WBSC U-19世界女子ソフトボール選手権大会(カリフォルニア州アーバイン)で登板し、準優勝に導いた若手左腕の後藤希友が支える。「力を出し尽くし、皆さんに喜んでもらう。」と上野。

監督は3投手に対して捕手も3名(=我妻悠香、清原奈侑、峰幸代)を指名した。オリンピック経験者の峰は2008年北京の準決勝、決勝で上野の413球を受け、悲願の金メダルに貢献した。

内野手は5名。遊撃手に渥美万奈、三塁に強打の山本優、一塁に内藤実穂の予定。市口侑果川畑瞳は二塁ポジションを試合ごとに争う。

外野の山崎早紀、山田恵里、原田のどかは順当な人選。控えには森さやか。

「世の中が東京オリンピックに注目している。責任感をもって使命を果たしたい。」と主将の山田は語った。

登録選手一覧は以下の通り。(選手の一覧とプロフィールは日本ソフトボール協会のホームページでも閲覧可能[日本語のみ])

藤田倭:投手

後藤希友:投手

上野由岐子:投手

我妻悠香:捕手

清原奈侑:捕手

峰幸代:捕手

渥美万奈:内野手

市口侑果:内野手

川畑瞳:内野手

内藤実穂:内野手

山本優:内野手

原田のどか:外野手

森さやか:外野手

山田恵里:外野手

山崎早紀:外野手

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今回の布陣のうち10名は2018年世界女子ソフトボール選手権大会の準優勝メンバー。そのうち3名はオリンピック経験者。上野と山田が2004年アテネと2008年北京に、峰が北京で金メダル。

2008年北京五輪を劇的に制し、現在WBSC女性ソフトボール世界ランキング2位の日本は、覇者として東京五輪を闘うことになる。日本チームは今五輪の大会開幕試合に出場するという栄誉にあずかる。7月21日午前9時(日本時間)に福島でオーストラリアと対戦する。


Tokyo 2020 – Olympic Softball