WBSC準会員で国内トップスポーツリーグの韓国野球委員会(KBO)2021シーズンは4月3日(土)に開幕する。
開幕日には5試合が行われる。
- ハンファ・イーグルス @ KT ウィズ
- 起亜タイガース @ 斗山ベアーズ
- LGツインズ @ NCダイノス
- ロッテ・ジャイアンツ @ SSGランダース
- サムソン・ライオンズ@ キウム・ヒーローズ
KBOの試合は各球場で規制して観客を球場に迎えて行う。ソウルやそのほかの大都市エリアの球場(斗山ベアーズ、LGツインズ、SSGランダース、KTウィズ、キウム・ヒーローズ)では収容可能人数の10パーセントが入場できる。そのほかの球場(ロッテ・ジャイアンツ、NCダイノス、起亜タイガース、ハンファ・イーグルスの本拠地)では収容可能人数の30パーセント入場可能。
KBOはこの決断は政府のCOVID-19ガイドラインに準じたもので、今後の政府に規制の変更があればこれに対応していくと伝えた。
出場する10チームは10月8日までのレギュラーシーズンで144試合を行う。オリンピック期間中の7月19日から8月9日まで休止し、国内トップの選手たちで構成される韓国代表野球チームは東京オリンピックに出場し、再び金メダル獲得に臨む。
東京オリンピックを控えて始まるこのシーズン、WBSCの国際/オリンピック野球大会ルールに従い、KBOはいくつかルールを変更した。
ポストシーズンについては今後KBOが発表する予定。
各チームは昨シーズン王者のNCダイノスの打倒を目指す。ダイノスには代表チームの本塁打の王者のスラッガーSung Bum Na、Yang Eui Ji、そして外国人選手Aaron Altherrが揃う。Koo Chang-Mo とDrew Rucinskyはピッチングスタッフのエースだ。
2019年のKBO王者で2020シーズンの韓国シリーズではダイノスに破れた斗山ベアーズの頼りはキューバの一塁手ホセ・ミゲル・フェルナンデスが注目の選手だが、エース投手Raul Alcantaraは交代し、26歳の右投げ投手でメジャーリーグベースボール(MLB)で3シーズン20試合出場したWalter Lockettがロースターに入る。ベテラン左腕、MLBやNPB、台湾プロ野球リーグ(CPBL)でプレーしたキューバ出身のAriel Miranda(32)もこの投手に加わる。
KTウィズはスター打者Mel Rojasを失ったが、十分な強敵と見られている。NPB中日ドラゴンズで3シーズン31本塁打を放った31歳ドミニカ共和国のスターZoilo Almonteがそのポストを埋める。
SKワイバーンズは元MLBオールスター、チュ・シンスと契約し大きな話題となっている。チュシンスは38歳でKBOデビューを飾る。
KBOは韓国国内で最多観客数を誇るスポーツリーグ。パンデミック以前リーグにはシーズンあたり800万人の観客を動員していた。野球が復帰するこの夏のオリンピックで韓国は再び金メダル獲得を目指す。国内での野球人気はこの夏最高レベルに達しそうだ。
韓国はWBSC野球世界ランキング第3位。
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