ルイス・リカルド・セラフィン・デ・カマルゴはオーストリアチャンピオンズ・ダイビング・ダックスのヘッドコーチを務める。彼は1976年にブラジル生まれ、Linkedinには「11歳のときから、野球とともに世界を旅してきた」と書いている。
カマルゴは二重国籍(ブラジルとイタリア)で、左打ちの捕手として両国を代表する国際選手だった。イタリア野球リーグでプレーした。
彼は欧州チームのコーチングスタッフを務めるほか、バッティング練習のピッチャーとブルペン捕手も務める。
「ブラジル系イタリア人であること、そしてこの選抜チームの一員であることは名誉なことです。これは1国の代表チームではなく、大陸代表チームなんです。本当に嬉しいです」
「ヘッドコーチのマルコ・マッツィエリは僕を信頼してくれています。彼の下でプレーしたこともあります。私たちは素晴らしい絆で結ばれているし、仕事に対する姿勢も同じです。自分がどれだけ努力しているかを認めてもらえるのは、とても光栄なことです」とDiving Ducks channelのインタビューで語っている。
「マルコに誘われたときから、このプロジェクトに参加したいと思っていました。マルコは僕に打撃やノックの練習やブルペン選手のサポート、ブルペンコーチを務めさせたいと言っています。素晴らしいチャンスだと思いました。1,000球投げろとと言われたら、本当にそうしますし、実際ダックスでやっていることとそんなに変わりません。また、日本に行くことができるのも嬉しいですね。プレーするのが本当に楽しい場所だし、親しい友達も日本にいます」
選手としてのキャリアをスタートさせた当初、カマルゴは日本の社会人野球リーグに所属していた。
「22年ぶりに日本に戻ることになりますので、友人たちに会えるのにワクワクしています。日本では毎日野球のニュースが流れているし、街でも野球の話をしています。どうにかして、ここでも野球の人気を高めたいです」
オーストリアで野球生活を送る今、彼は欧州チームの一員としての役割が、野球を国内外に新たなレベルへと引き上げる一助になることを期待している。
「チェコ野球はいい例です。彼らは自分たちのプログラムを構築し、卓越したユースプログラムを作り上げ、強力な代表チームを持っています。ワールドベースボールクラシックで日本と対戦してより人気も高まりました。私たちダイビングダックスも同じように進めていて、構築して来ているので、自分たちを信じて行こうと思います」