09/01/2020 1 記事を読む目安時間

男子ソフトボール世界ランキング 日本が初の首位の座を獲得

- 2019年の最多ポイント獲得したのは自国記録の2位についたアルゼンチン。もっともランクアップしたのは13位キューバと36位ペルー。 - オリンピック5大陸が全て10位圏内に揃いソフトボールのグローバル化が証明された。 - レソトが初のランクインでWBSC男子ソフトボール世界ランキングはこれで49カ国となった。

2019年の最多ポイント獲得したのは自国記録の2位についたアルゼンチン。もっともランクアップしたのは13位キューバと36位ペルー。オリンピック5大陸が全て10位圏内に揃いソフトボールのグローバル化が証明された。レソトが初のランクインでWBSC男子ソフトボール世界ランキングはこれで49カ国となった。

【スイス・ローザンヌ】世界野球ソフトボール連盟(WBSC) は今日、WBSC男子ソフトボール世界ランキングの最新版を発表。2019年に初めて日本が男子ソフトボールランク首位を獲得した。10位に南アフリカがランクインし、これでWBSC男子ソフトボール世界ランキングの上位10位までにオリンピック5大陸全てが揃った。

WBSC世界男子ソフトボール選手権の決勝でアルゼンチンが日本を下し初勝利を達成して2019年のシーズンが成功裏に幕を閉じた。2019年の最後には日本が男子ソフトボール世界ランキングでトップに輝いた。日本は世界男子ソフトボール選手権で2位、U-17アジアカップで優勝。2019年に1059ポイント獲得して計3743ポイント、2位のアルゼンチンとは僅か6ポイントの差だった。

アルゼンチンは、世界選手権大会(チェコ・プラハ)優勝、パンアメリカン競技大会(リマ)金メダル、U-17パンアメリカン選手権(グアテマラ市開催・U-18男子ワールドカップ予選)優勝などで、2019年は最多の1620ポイントを加算した。この実り多い華々しい年を終えアルゼンチンは自己最高の世界ランキング2位に入った。

今回ニュージーランドは初めて首位を譲った。2016年WBSC男子ソフトボール世界ランクが始まって以来、ニュージーランドは常に首位をキープ。しかしプラハの世界選手権では4位に終わり、2015年世界選手権大会で加算された940ポイントが期限切れ、ニュージーランドは日本、アルゼンチンにつぐ3位にランクダウンした。

カナダは世界選手権3位とU-17パンアメリカン優勝と健闘したが、2015年の選手権大会優勝ポイントが期限切れとなり、2ポイントダウンで2位から4位になった。5位はオーストラリア。

南アフリカは2ランクアップし、アフリカ大陸で初めてトップ10に入った。南アフリカはアフリカ選手権大会で優勝し、世界選手権大会で12位に終わって546ポイントを獲得。デンマークとドミニカ共和国を抜いて2019年世界ランク10位にくい込んだ。これでWBSC男子ソフトボール世界ランキングにはオリンピック5大陸(アメリカ大陸、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)がトップ10位に全て揃った。

「世界ランク10位内に5大陸が揃い、さらに上位3チームも全て大陸が違うことは男子ソフトボールの競争レベルとグローバル化を証明しています。」とWBSCソフトボール部門のトミー・ベラスケス理事長は語った。「2020年新たにワールドカップを導入し、WBSCはさらに大陸大会を推進して男子ソフトボールのグローバル化と競技レベルの強化を図ります。」と加えた。

キューバとペルーは11ポイントアップして今年もっともランクを上げた。どちらもリマのパンアメリカン競技大会に出場してランクポイントを獲得。キューバは世界選手権大会で10位に入り、世界ランクは24位から13位まで上昇した。

WBSC世界ランク入り49カ国目のレソトは世界選手権大会2019予選を兼ねたアフリカカップで3位に入ってポイントを獲得し、ランク初登場で44位についた。

WBSCソフトボール世界ランキングは各国の全体の野球国力を見るもので、2016年から2019年の4年間に行われた全てのWBSC公認国際大会の結果が反映されている。2019年に行われた国際大会はWBSC世界男子ソフトボール選手権大会(チェコ・プラハ)、パンアメリカン競技大会(ペルー・リマ)、アフリカ選手権大会(南アフリカ・アッテリッジヴィル)、U-17大陸予選(アメリカ大陸、アジア、ヨーロッパ)、東南アジア競技大会(フィリピン)、そのほか Zeister Slot Tournament (オランダ)、TABチャレンジカップ(ニュージーランド)親善試合シリーズ(南アフリカ)の3大会。今回のWBSC男子ソフトボール世界ランキングでは、2015年に行われた国際大会の加算ポイントが期限切れでとなった。WBSCランキングはWBSC世界ランキングのサイトページより参照できる。このサイトではこれまでのランキング追跡、トレンド、ランク上昇国、チャート、国別比較、大陸別ランキング、各国代表チーム/連盟ごとの大会別獲得ポイント数が参照できる。さらに世界ランキング関連記事は英語、フランス語、日本語、韓国語、スペイン語、繁体中国語の6カ国で対応されている。

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