MLBワールドシリーズ両チームのロースターはその約半数がナショナルチーム経験者
28/10/2017 1 記事を読む目安時間

MLBワールドシリーズ両チームのロースターはその約半数がナショナルチーム経験者

MLBワールドシリーズ2017年で対決するアストロズとドジャーズの両ロースターのうち、そのほぼ半数(23選手)がナショナルチームの選手としてオリンピック、プレミア12、ワールドベースボールクラシック、 U-18 ベースボールワールドカップなどWBSC公認公式大会の出場経験がある。

【ヒューストン/ロサンゼルス】MLBワールドシリーズ2017年で対決するアストロズとドジャーズの両ロースターのうち、そのほぼ半数(23選手)が計7カ国の代表メンバーとしてオリンピック、プレミア12、ワールドベースボールクラシック、 U-18 ベースボールワールドカップなどWBSC公認公式大会の出場経験者だ。

見出し写真の二人は元キューバ代表チームのスターY・グリエル(アストロズ)とY・プイグ(ドジャーズ)。

ワールドシリーズ出場選手の中でも最も国際大会の経験が多いのはヒューストン・アストロズの一塁手Y・グリエル。キューバの代表としてWBSC U-18 ワールドカップ(2002年)をはじめ、オリンピック2回(2004年アテネ・金、2008年北京・銀)、ワールドベースボールクラシック3回(2006年、2009年、2013年)、ベースボールワールドカップ5回(2003年、2005年、2007年、2009年、2011年)、インターコンチネンタルカップ3回(2002年、2006年、2010年)を経験している。

アストロズにはアメリカ代表を経験した選手が総勢9名。たとえば投手グレガーソン(2013年と2017年のワールドベースボールクラシック)、捕手B・マッキャン(2009年ワールドベースボールクラシックのメンバー)、内野手A・ブレガン(2017年のワールドベースボールクラシック、2010年のU-16、 2011年のU-18 、2013年と2014年大学代表)、捕手E・ガティス(2002年U-16)、投手L・マッカラーズ(2010年 U-18)、センターのG・スプリンガ―は(2010年大学代表)、控え捕手のM・スタッシ(2006年と2007年の U-16と カナダで開催したIBAFワールドカップ2008年のU-18)、スター投手のF・ベルランダ―(2003年大学代表)などがいる。

さらに投手F・リリアーノはドミニカ共和国代表として2006年ワールドベースボールクラシックに出場。指名打者のカルロス・ベルトランは2006年と2009年のワールドベースボールクラシックにプエルトリコ代表として出場した。また最近注目のJ・アルトゥーブ(二塁・ベネズエラ)、C・コッレア(遊撃・プエルトリコ)も2017年ワールドベースボールクラシックの人気選手たちだった。

Justin Verlander’s card when he was on Collegiate Team USA roster

ロサンゼルス・ドジャーズの先発投手ダルビッシュ有は2008年オリンピック、2009年ワールドベースボールクラシックでグリエルと対決している。当時ダルビッシュは試合終盤に登板し初めてセーブとなる機会を獲得し、みごと勝利を果たした。

右腕・前田健太も2013年ワールドベースボールクラシックに出場しオールワールドチーム(ベストナイン)入り、さらに2015年のWBSCプレミア12で準々決勝決勝の対プエルトリコ戦では光るピッチングを披露し日本の3位獲得に貢献した。

センターのY・プイグは2008年ワールドカップにキューバ代表として出場し、オールワールドチームに選ばれた。

クローザーのK・ジェイソンは2009年ワールドベースボールクラシックにオランダの捕手として出場。

ドジャーズのロースターのアメリカ代表選手は5名。ベテラン内野手C・アトリー(2006年ワールドベースボールクラシック)、控え捕手Y・グランダル(2009年大学代表)、内野手L・フォーサイス(2007年大学代)、スター投手C・クレイトン・カーショー(2005年 U-18)、遊撃手C・シーガー(2010年のU-16代表)がいる。