新たな世界アンチ・ドーピング規程が2021年1月より施行される。
この規程に付随する国際基準は「禁止表国際基準」「検査およびドーピングに関する国際基準」「治療使用特例に関する国際基準(TUEs)」「プライバシー及び個人情報の保護に関する国際基準」「署名当事者の規程遵守に関する国際基準」「結果管理に関する国際基準」「教育に関する国際基準」「分析機関に関する国際基準」の8つがある。
治療使用特例(TUE)は、アスリートが病気やけがの処置のためある一定の期間禁止薬物を使用する場合にアンチ・ドーピング機構が承認する証明書のこと。
2021年版の規程には世界中の世界アンチ・ドーピング機構 (ADOs) のアンチ・ドーピング方針、ルール、規程の大きな変更がいくつか含まれている。
今回の変更に準拠し、WBSCはWBSCの新たなアンチ・ドーピングルールを承認した。変更事項についてはこちらを参照。WBSC公式サイトではアンチ・ドーピングルールの主なルール変更をまとめている。
国際野球ソフトボールでのアンチ・ドーピングについてはWBSCが設立した独立機関で組織内のインテグリティ強化と促進を図るWBSCインテグリティユニットが責任を担っており、そのタスクは予防手段、ガバナンス、コンプライアンス、リーガル、アンチ・ドーピング、試合の不正操作、メカニズムの調整、ルール、規定などの施行や調整などにわたる。
アン チ・ドーピングにおけるアスリートの権利宣言も2021年1月から施行された。