日本プロ野球の読売巨人軍が国際協力機構(JICA)と共同で、ブルキナファソ野球・ソフトボール連盟の幅広い年齢層の選手68名を対象にオンライン教室を開催した。
ジャイアンツアカデミーのコーチである元巨人軍・長谷川潤コーチ(右腕)と辻東倫コーチの2名が野球教室を行った。
長谷川コーチは、投手の肩への負担を最小限にするための動作とボールのリリースポイントに重点を置いた投球指導、辻コーチは打撃を指導した。
第1回WBSC ベースボール5ワールドカップに日本代表として出場した巨人軍女子外野手・田中美羽はU-15の選手たちにベースボール5のデモンストレーションを行った。
田中外野手は「とても良い機会でした。ブルキナファソに行き、彼らと一緒にフィールドで練習するのが楽しみです。みんなやる気満々でした」と振り返った。
巨人の野球振興部長である倉俣徹氏は、「選手のレベル、彼らのやる気に感動しました。ジャイアンツのアカデミープログラムがブルキナファソの発展をサポートできれば光栄です」とコメントした。
巨人とJICAは22年1月に「開発途上国におけるスポーツ振興を通じた国際貢献のための連携協力協定」を締結。
巨人は2017年、教室を通じてタンザニアの発展振興を支援した。
「新型コロナウイルスの規制により、多くの途上国での取り組みを保留にせざるを得ませんでした」と倉俣氏は付け加える。「東南アジア を皮切りに、さまざまな国で開発支援をしていきたいと考えています」
ブルキナファソの首都ワガドゥグに完成した新しいフィールドで、68名の選手たちはオンラインの指示に従ってプレーした。日本大使館は、このフィールド建設に87,500米ドルを支援した。
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