東京2020メダル決定戦は8月7日（土）正午と19時より横浜スタジアムで行われる。
世界7位ドミニカ共和国@3位韓国
韓国のキム・ギョンムン監督は右腕キム・ミンウを先発に起用。26歳のミンウは東京2020で2試合に出場、7月31日アメリカ戦ではリリーフ登板1.2イニング、8月2日イスラエル戦では4.1イニング投球し自責点１。現在韓国野球委員会（KBO）ハンファ・イーグルスでプレーしている。
ドミニカ共和国のヘクター・ボルグ監督は左腕ラウル・バルデスを先発に選んだ。43歳のベテラン投手バルデスは8月1日の韓国戦では5イニング投球の自責点１。キューバ生まれのバルデスは、1996年キューバセリエナシオナルでキャリアをはじめ、その後メジャーリーグベースボール（MLB）と日本プロ野球（NPB）でプレーした。
- ドミニカ共和国と韓国がオリンピックで顔を合わせたのは今大会が初めて。8月1日の一次ラウンドでは韓国が9回3ランを入れて4対3で勝利した。
- 2015年プレミア12のグループステージで韓国はドミニカ共和国に10対1で快勝。同大会で韓国は優勝した。
- ドミニカ共和国は1974年と1984年のワールドカップで韓国に勝利。最後にワールドカップで一番最近対戦したのは2011年で韓国が5対4で勝利した。
- ドミニカ共和国が勝てば、７カ国目のオリンピックメダルを獲得となる。これまでメダルを獲得しているのはキューバ、日本、アメリカ、韓国、オーストラリア、チャイニーズタイペイ。
- ドミニカ共和国はこれまでオリンピックのチーム競技でメダル獲得歴なし。
- ドミニカ共和国のオリンピック出場は1992年以来。当時は6位。
- ドミニカ共和国はこれまでオリンピックで12試合中4試合勝利。1992年にスペインとイタリア、今大会でメキシコとイスラエルに勝利した。
- 韓国はオリンピック3大会中2大会でメダルを獲得（2008年金、2000年銅）。初出場の1996年は8位。
- 2000年オリンピックでは韓国は銅メダル決定戦で日本に3対1で勝利した。
- 韓国がメダル獲得を逃したのは2004年のみ。同大会ではアメリカは予選敗退で出場できなかった。
4位メキシコ@ 1位日本
侍ジャパンの稲場篤紀監督は右投げ森下暢仁を先発に送る。23歳の森下は７月5日のメキシコとの戦いで勝利した。5イニング投球、自責点２。森下はNPBの広島カープで2シーズン目を迎えた。
アメリカのマイク・ソーシア監督が金メダル決定戦にマウンドに送るのはニック・マルティネス。右投げのマルティネスは東京2020の最初の韓国戦で先発し、5イニング、自責点１をマーク。MLB88試合出場、うち68試合先発、現在はNPB福岡ソフトバンクホークスでプレーする。マルティネスは8月5日に31歳の誕生日を迎えた。
- 日本対アメリカの試合はオリンピックで最多の対戦歴。計8試合、両チームそれぞれ4勝。
- 8月2日に行われた今大会第二ラウンドで日本はアメリカに7対6で勝利。10回裏の甲斐拓也のサヨナラ打で日本が勝利した。
- 日本とアメリカがオリンピック金メダル決定戦で対決するのは史上初。両チームは銅メダル決定戦で過去に2度対戦（1992年は8対3で日本勝利、2008年は8対4でアメリカが勝利）。この二つの大会では予選リーグでの対戦でも銅メダル獲得チームが相手を制している。
- 日本とアメリカはこれまでオリンピック、プレミア12、ワールドベースボールクラシックもしくはワールドカップであわせて11試合対戦。今週初めの日本の勝利はこれで3試合目。
- 主要大会で対戦した直近3試合はすべて1点差で決着。2017ワールドベースボールベースボールクラシックでは2対1、2019プレミア12のスーパーラウンドでは4対3でそれぞれアメリカが勝利、今回のオリンピックでの先の試合では10回7対6で日本が勝利した。
- 今オリンピックのソフトボール金メダル決定戦も日本対アメリカの対決で、日本が2対0で金メダルを獲得した。2000オリンピックでもおなじくソフトボールと野球の両方で日本とアメリカが金メダルを争ったが、当時はアメリカが勝利した。
- オリンピック野球競技では日本は３個メダルを獲得。1996年銀、2992年と2004年銅、2000年と2008年は4位に終わった。
- オリンピック野球競技で開催国が金メダルをとった例は1996年のアメリカのみ。
- 日本は今回のオリンピックで無敗のまま。ドミニカ共和国、メキシコ、アメリカ、韓国を相手に全て勝利した。
- アメリカは2000年のオリンピック野球競技で金メダルを獲得（金メダル決定戦でキューバに4対0で勝利）した３カ国のうちの一つ（キューバ1992年、1996年、2004年、韓国2008年）。
- アメリカはオリンピック野球競技でこれまで３個メダルを獲得（2000年金、1996年と2008年銅）。アメリカは1992年は4位、2004年は予選敗退で出場できなかった。
