08/03/2023 1 記事を読む目安時間

乃木坂46の久保史緒里 侍ジャパンの特別な野球ファン

「野球のおかげで私は存在している 」と、壮行試合で始球式を行った女性アイドルグループ「乃木坂46」の21歳のメンバー久保史緒里さんが語った。

日本で1800万枚のアルバムを売り上げた女性ポップグループ、乃木坂46の久保史緒里は、熱心な野球ファンだ。

「野球があるから私は存在している」と、21歳の彼女はラジオ番組で語った。

「自分が4歳の頃に楽天球団が私の地元である宮城県にできて、それがきっかけでスタジアムに行くようになりました。また、父が野球、母がソフトボールをしていたので、生まれた時から家のテレビでは野球が流れていました」と言う。

12歳だった久保は、2013年の日本シリーズで楽天ゴールデンイーグルスが優勝するのをみて「“感動で嬉し泣きする”という経験を初めてした瞬間でした」と笑った。

野球好きが高じて、キッズチアの道へ。「母が“あの中の人になってみたら?”と誘ってくれました。私が踊るようになったら家族が野球を観に行くことが増えるんじゃないかなと思って始めました。そこからのめり込んでいきましたね。裏でギリギリまで練習していて観られないのですが、出る前に勝っているか負けているかを教えてもらい、それを聞いてから士気を上げてグラウンドに向かっていました。スタジアムの雰囲気を1段階でも明るくしようとやっていたので、試合展開もすごく意識してやっていました」

アイドルになった久保は、スタジアムに行く回数は減ってしまったが、その分テレビで野球を見る機会は格段に増えたという。「グループ内にも野球好きが多いので、楽屋で一緒に中継を観たりすることもありますし、一緒にスタジアムへ観に行く仲間を今、増やしているところです」

久保はチームのプレー、特にベテランのダルビッシュ有投手のプレーを見るのを楽しみにしていると言う。「2009年にWBCを連覇した時にいらっしゃったダルビッシュ有さんが今回も来て下さるのはすごいと思いますし、幅広い年齢層で様々な活躍をされている方たちばかりなので楽しみしかありません。あとは同い年の選手がWBCに出ているということは初めてなんです。佐々木朗希投手と宮城大弥投手は普段のプロ野球を観ていても“同い年なのにすごい”と思うのですけど、今回はさらに世界と戦うので尊敬の眼差しで注目しています」

そして迎える開幕始球式については「一味違う緊張感です」と語った。