プレビュー グループBはアジアとアメリカ大陸の強豪国が激突

プレビュー グループBはアジアとアメリカ大陸の強豪国が激突
03/11/2019

【台湾・台中】グループB出場4チームのうち、3チームは2015年大会でオープニングラウンド敗退を喫している。この3チームの2019年大会での目標は、前大会での雪辱を果たしてスーパーラウンドへ進出することだ。

台中ラウンドでは、世界首位日本、4位チャイニーズタイペイ、9位ベネズエラ、11位プエルトリコのアジアとアメリカ大陸強豪国が揃った。この中から2チームが日本で行われるスーパーラウンドに進出する。

11月7日に2万人収容の台中インターコンチネンタルスタジアムで行われるオープニングラウンドのチャイニーズタイペイ対日本の宿敵対決のチケットは、わずか30分以内で完売した。

日本

新設プレミア12では日本は準決勝で韓国(優勝)に破れ、3位を獲得した。この2019年大会の開幕戦で、日本プロ野球(NPB)スターが顔を揃える日本チームは南アメリカトップのベネズエラと対決する。2015年の日本対ベネズエラの試合では、オープニングラウンドで中村晃が満塁ヒットで6対5サヨナラ勝利を決めた。2015年の大会では日本は7勝1敗、ベネズエラはアメリカとドミニカ共和国を破り2勝3敗を記録した。

NPBのオリックスで今シーズン大ブレイクした20歳の山本由伸がプレミア12の優勝の鍵を握ると期待されている。山本はシーズンを143イニング、防御率1.95、自責点31で終えた。日本チームには2015プレミア12に出場した選手が6名揃うが、中でも坂本勇人は2015年大会で最優秀守備選手に選ばれた。

チャイニーズタイペイ

チャイニーズタイペイは2015年大会、台中インターコンチネンタル野球場で行われたオープニングラウンドで4時間41分に及ぶ延長12イニングの激闘の末プエルトリコAldo Mendezの満塁本塁打に破れオープニングラウンド敗退し、プエルトリコは準々決勝に進出した。11月5日の再対戦でチャイニーズタイペイは前回の雪辱を果たすのを心待ちにしている。

Lin Liは2019年台湾プロ野球リーグでLamigoモンキーズをシリーズ優勝に導き、25打席3本塁打、11打点でMVPに輝いた。Lin LiはLamigoでレギュラーシーズン打率.389、103試合で安打数151本を記録した。2015年大会出場したメンバーは計6選手いるが、Wang Po-Jungは二塁打2と本塁打を放つなど18打数8安打だった。

ベネズエラ

MLBで6シーズンの経験をもつHenderson Alvarezがベネズエラ代表としてプレミア12デビューを飾る。Alvarezは2013年9月29日、MLB史上初の282回目のノーヒットを達成。2014年には7試合連続先発で登板、うち2試合で完全試合でMLBオールスターに初出場した。捕手Juan Apocadaは2015年大会に引き続き出場する唯一の選手。33歳のJuan Apocadaは4年前の大会では14打数7安打、2本塁打でベネズエラチームの首位打者の一人だった。

プエルトリコ

2015年のWBSCプレミア12ではプエルトリコの代表チームは、チャイニーズタイペイ(9位)、ベネズエラ(10位)を抑えてベスト8に入ったが、準々決勝で侍ジャパンと対決し先発の前田健太の完封負けを喫し8位に終わった。

今大会では、プエルトリコの代表メンバーには内野手Iván De Jesús Jr.、Ozvaldo Martínez、Jesmuel Valentín、外野手Danny Ortiz、投手Fernando Cabrera 、Giovanni SotoのMLB経験のある6選手が選ばれた。前大会に引き続き出場するのは右腕Andres Santiagoは、2015年プレミア12では13.1イニング、0.68 ERAだった。

プエルトリコは2013年と2017年のワールドベースボールクラシックではどちらも2位を獲得している。