22/03/2021 1 記事を読む目安時間

宇津木麗華コーチが戦略を語る 日本オリンピックソフトボール代表選手もうすぐ発表

東京2020公式サイトの中のインタビューで、宇津木ヘッドコーチは自身のゲーム哲学について明確な考えを語っている。3月23日(火)、東京オリンピック出場の15名を発表する。

日本女子代表ソフトボールチームは最終選考の前の最後の合宿を沖縄で終えた。3月23日、宇津木麗華コーチは東京オリンピック2020に出場する最終15名の選手を発表する。東京2020公式サイト(Tokyo2020.org,)のインタビューで、宇津木コーチは自身の哲学と戦略(このインタビューに関する記事の前半はこちら)について語った。

日本代表選手現役時代では強打者だった宇津木コーチは今の国際舞台での打線の大切さを知っている。宇津木コーチは一つの試合で3ヒットを続けて打つのは難しく、ホームランで勝敗が決まる試合は80パーセント以上だという。

「そのために日本も今、長打力をつける練習をしています。あと、相手投手も考えてくるので、もし私が相手の監督だったとしたら今までのデータを見て、こういうふうに投げさせるかもしれないと考えて、選手たちには逆から配球を読む練習もさせています。」と語った。

関連記事
- 日本オリンピックソフトボールチームの宇津木ヘッドコーチが最終ロースター発表を控えて選手選考について語る
- 日本のオリンピックソフトボール最終選手 合宿終了後の3月23日に発表
- イタリアオリンピックソフトボールチームが3月20日から合宿
- オーストラリアソフトボール連盟が3週間の合宿を開始 目標は東京オリンピックメダル獲得
- 日本の捕手・峰幸代が2度目のオリンピックソフトボール金メダルを目指す
- アメリカの逆転勝利でメキシコ3試合シリーズ全勝
- 東京2020 日本オリンピックソフトボールチームの宇津木ヘッドコーチがオリンピックや投手起用について語る
- 日本オリンピックソフトボール代表候補らが東京2020の開催地・横浜スタジアムで強化合宿を開始

宇津木コーチの「勝つソフトボール」は守備とピッチングが戦略の第一だという。「ピッチャーからは始まる守備で、最小失点、ゼロで守ることです。」

「打てるなら苦労はしないのですが、相手投手のレベルが高いときでも勝つためにどうするか、やはり守備をしっかりやっていくことですね。」

「日本の守備は世界でもトップレベルです。自信を持っていいと思います。」

宇津木コーチはソフトボールの試合で勝つ大切な要因はピッチングだという。

「ホームランを打たれると負ける可能性が高い。」と宇津木コーチは語る。「ソフトボールは金属バットでボールも飛びますし、グラウンドもそんなに広くない。」

「どうやってホームランを打たせないか、どうやってホームランを打つか、この夏にお互いがどれだけ強気で挑んでいけるかだと思います。」

宇津木コーチによると上野が日本の勝利の鍵を握っているという。宇津木コーチと上野は20年以上ずっと一緒にやってきた。

「普通に勝つではなく、世界一になるための監督の戦略にぴったりはまるのが上野なんです。」と言う。「我々自身も最高のメダルを取りたいですし、日本の皆さんも同じ思いでいてくださっていると思います。」

「私たちにとっては一生に一回のチャンスかもしれない東京でのオリンピック、全力で金メダルを取りにいきます。」と宇津木コーチは結んだ。


Tokyo 2020 – Olympic Softball